折りたたむことで省スペース化できるフォールディングバイクは自転車の中でも特別な存在。今回はそんなフォールディングバイクの中でも、 独自のコンセプトが際立つレアなモデルピックアップしてみました。 細かくチェックしていくことで、その真価が見えてくる?
KHS T-20
使用できるエリアに出かけ
会話しながらサイクリング
かつては各都道府県の条例により、多くの公道での使用禁止されていたタンデム自転車。
しかし、この10年で解禁エリアが急増、現在は31道府県でタンデム自転車に乗れるようになっている。
ふたりで会話をしながら走れるタンデム自転車の魅力は特別。見たもの、感じたものを共感できるシーンは何倍にも広がる 。
残念ながら、トラフィックの重たい東京都ではいまだ公道での使用が認められていないタンデム自転車。
しかし、もしクルマに積み込んで乗車できるエリアまで移動できたらどうだろう?
そんな願いを叶えてくれる唯一無二のフォールディングバイクがこのT20だ。
折りたたんだ状態でも1mを超える車体は決してコンパクトとはいえない。
しかし、その気になればリアシートを倒してコンパクトカーに積み込むことだって可能。
これまで体験したことのない、サイクリングの新たな楽しさが見つかるかもしれない。
フレーム素材:クロモリ
タイヤサイズ:20×1.5
変速:3×9speed
重量:21.0kg
カラー:イエロー、マットチタン
価格:18万円(税別)
問:ケイ・エイチ・エス・ジャパン
http://www.khsjapan.com/
写真:村瀬達矢 文:トライジェット
『自転車日和』vol.55(2020年4月発売)より抜粋