今年のMTBシーズンの最後を飾るビッグイベント「Red Bull Downtime」が、11月3日に富士見パノラマリゾートで開催。
3年連続参戦のブルック・マクドナルドに加え、2023年世界選手権DH王者のロイック・ブルーニが参戦。100名を超えるライダーと一緒にパノラマを走り倒した。
今年で3回目となったRed Bull Downtime。ルールはいたってシンプルで「制限時間内なら何本走ってもOK。その中のベストタイムで勝敗が決まる」というもの。
今回は前日に強烈な雨に見舞われ、難しいコンディションとなることが予想されたが、当日は朝から晴天に恵まれ、午後にはほぼドライに。
日本どころかアジア圏を訪問するのも初めてというブルーニは、前後にオーリンズを装着したスタンプジャンパー15で、マクドナルドや日本のトップライダー達とトレインしながらスムーズな走行を披露。ソロで走った4本目には5分25秒53をマーク。
これに刺激を受けたのが、日本の若手レーサー達。幾田悠雅は、終了間際に8本目にトライして5分25秒03。さらに土屋聖眞がスタート時刻を過ぎての出走で参考記録ながら、5分23秒27をたたき出すと、ブルーニは最後のデモランで、5分15秒12と圧倒。世界選手権6度優勝の実力を見せつけた。
レースのほうは、男子優勝が幾田悠雅。女子はオーストラリアからやってきたザーリ・ミクラスが7分01秒で優勝。
表彰式の後には、ブルーニやマクドナルドによるジャンケン大会が行なわれ、彼らの使用したグローブやゴーグルが贈られた。
スタート前に全員で記念撮影。まだこの時点でコースはほぼマディ。
ウエットコースは好きじゃないんだ(笑)」と言いながら無駄のないライディングを見せるブルーニ。
第1回から皆勤賞のマクドナルドは、余裕のカメラ目線。
DHシリーズでも使われたテクニカルなセクションを走るブルーニ。
。日本DH界で躍進するライダーの1人、幾田悠雅。最多ラップ賞も受賞。
幾田のライバルで今回最年少参加者でもある土屋が、終盤にベストタイムをマーク。
来日した2人をサポートした九島勇気に井手川直樹、清水一輝、井本はじめと、全日本チャンピオン経験者が勢ぞろい。
ストリートトライアルの注目株、木村絢斗さんが、レッドブルのグローバルアンバサダーに就任。サプライズでブルーニがヘルメットをプレゼント。
女子クラスの表彰式。優勝したミクラスさんは、九島勇気と同じHigh Country所属のエリートライダー。
男子クラス表彰式。3位にケガから復帰の羽口鉄馬が入った。
Downtime出場者だけが参加できるジャンケン大会。この後もサイン会に写真撮影と大忙し。
©︎Jason Halayko/Red Bull Downtime
ゲレンデに戻ってくるとすぐファンに囲まれるゲストライダー達。なかでもブルーニの人気は断トツ。
ありがとうfromパノラマの期間中、マイクスMTBミーティングも同時開催。ニューモデルの試乗や、この日だけのスペシャルセールを実施。
https://www.redbull.com/jp-ja/events/downtime
文:鈴木英之 写真:鈴木英之(1点除く)