MTB天国スコーミッシュ #7|トレイル紹介 其の一

こんにちは! 昨年日本でMTBと出会い、今はカナダのMTB天国スコーミッシュにて日々トレイルに繰り出している寺井杏雛(あんじゅ)です。

今回は、スコーミッシュのおすすめトレイル紹介です!

1. Half Nelson

[難度]Blue Trail /[系統]フロー・ジャンプ系 /[場所]ダイヤモンドヘッド

スコーミッシュで最も有名なトレイルのひとつ、Half Nelson(ハーフネルソン)
気持ちの良いバームとジャンプセクションが次々と現れます。

Blue(中級)でありながら、ゆっくり走ればビギナーも安心。攻めれば上級者も楽しめる。まさに懐の深いトレイルです。スコーミッシュに来たら外せません!

↑ゆっくり走る私。なかなかフローなトレイルが上達しません。

2. Leave of Absence

[難度]Blue Trail / [系統]テクニカル・スラブ /[場所]アリスレイク

Leave of Absence(リーヴ・オヴ・アブセンス)は、同じBlueでもテクニカル寄り。スラブが現れるのが特徴です。こちらはBlue Trailですが体感的には他のものに比べて少し難しめに感じます。個人的にはBlueの中で一番のお気に入り。スコーミッシュらしいスラブに挑戦できます。

↑こんな感じのセクションがいくつか出てきます。

アリスレイクは自走での登り下りがしやすく、何本も走る日の「一本目」や「締めの一本」におすすめです。

 

3. Pamplemousse

[難度]Black Trail / [系統]テクニカル /[場所]アリスレイク

Pamplemousse (パンプルムース) はBlack表記ですが、比較的やさしめの部類。ポイントは、大迫力の木製ラダーセクション。カーブの先からラダーが続き、しっかり傾斜もついているのでスリル満点です。

パークでなくとも、こうした人工物に出会えるのはカナダならでは。ぜひ走ってみてほしい一本です。

4. Entrails

[難度]Black Trail /[系統]テクニカル・スラブ / [場所]アリスレイク

Entrails(エントレイルズ)は「内臓」という意味。スコーミッシュでは難しめのテクニカルトレイルにブラックユーモアな名前をつけるのは“あるある”で、「このトレイルで内臓やられるかもね(笑)」といったノリです。

実際には、大きなスラブと木の根が複雑に絡むハードなトレイル。私は最大のスラブは避け、端の易しいラインで挑みましたが、それでも初トライでは後輪が浮いてノーズダイブしかけ、ギリギリ持ちこたえました(笑)

↑後輪浮きまくっているので、スローでお送りします。

 

5. Boney Elbows

[難度]Black Trail / [系統]テクニカル・スラブ / [場所]アリスレイク

Entrailsの中間地点で分岐を右に進むとBoney Elbows(ボウニー・エルボウズ)へ。直訳すると「骨ばった肘」、こちらも痛そうな名前です。

登場するのは巨大な一枚岩のスラブ。私は、スラブのパートがほとんど終わり「うまくいった」と油断した一番下でまさかのクラッシュ……。幸い、肘の骨は無事でした(笑)

↑フレームアウトしていますが、撮影者の声で察してください(笑)

以上、スコーミッシュのおすすめトレイル紹介でした!

もちろん、フロー・ジャンプ・ドロップの出てくるようなトレイルも豊富にありますが、やはりスコーミッシュといえばテクニカル。特有のスラブは体験する価値ありです。

これからもライドを重ねて、おすすめトレイルを紹介していきますね。

次回は「使用ギア・おすすめギア紹介」を予定しています。

では、また!

寺井杏雛(てらいあんじゅ)

山で遊び育ち、その想いのまま学生時代を過ごす。22歳でマウンテンバイクと出会い、山との新しい遊び方を知る。現在はカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州、スコーミッシュにて、マウンテンバイクとクライミングを楽しみながら生活を送っている。
Instagramhttps://www.instagram.com/anju_terai/

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