クロスカントリーのみならず、エンデューロ、ダウンヒルといったグラビティ系のモデルに至るまで、ホイールの29インチ化が進む世界のMTBシーン。
10年前は26インチ、数年前まで27.5インチを主流としてきたMTBのホイールサイズが、なぜここまで急激に29インチ化されたのか?
理由は極めてシンプル、〈29インチでないと勝てないから〉。
では、競技が前提ではなかったら?サンタクルズが導き出した回答は、ニュー5010にありました。
〈速さ〉ではなく〈楽しさ〉を追求した結果、装備するホイールのサイズは27.5に。
さらにリアセンター長を車体のサイズごとにミリ単位で刻む緻密な設計etc。
競技モデルのみならず、トレイルライド向けのMTB開発に対しても妥協なき情熱を注ぐサンタクルズのこの選択が、29インチ化に焦点を絞ったと思われる他メーカーが示すベクトルに今後、どのような影響をもたらすのか?
〈29インチこそ最良〉神話に一石を投じる5010の登場、我々マウンテンバイカーにとっても無視できない存在になりそうです。