ノーマル状態でも圧倒的な軽さと走行性能を披露するK3ですが、個性＆さらなるアップグレードを求めるのなら、やはりカスタムは必須。ここでは、数多くのダホンを手がけてきたプロショップによる、K3のカスタム事例を紹介します。
程よい前傾姿勢を生み出すブルホーンバー仕様
ハンドルの握れる部分を追加することでロングライド時の疲労を軽減、程よい前傾姿勢を作ることで走行時の安定性を狙ったブルホーンバー仕様のK3。
クイッククランプ式のままでは走行中にハンドルが動いてしまう恐れがあるため、リスク回避を目的にダホン純正のTバーポストに交換しつつ、前傾姿勢が深くなり過ぎないようリデアのステムを導入して、ハンドルの高さを調整した。
ドライブトレインにもカスタムを施した、走りが際立つ車両に仕上がっている。
ハンドルはPOWER TOOLSのブルホーンバーをチョイス。バーエンドコントロールシフターにて変速操作をおこなう。
DAHON純正のTバーポストはノーマル比で90mm短くなるため、RIDEAのステムによりハンドル高を調整している。
RIDEAのヘッドパーツやブレーキ、TOKENのチタンシャフトBBなど随所に軽量なパーツを取り入れて重量を削った。
フレームのヒンジクランプレバーもRIDEAのアイテム。DAHON純正のボトルケージと併せてシルバー系カラーで統一。
SUGINOのクランクとRIDEAのナローワイドチェーンリングを組み合わせる。歯数はノーマルから5T増えた58T仕様。
超軽量なシートポストはKCNCのライトウイング。足の回しやすさと乗り心地を両立させたERGONのサドルをセット。
リアディレイラーはSHIMANOのアルテグラにアップグレード。カセットは9-12-14Tでクロスレシオ化されている。
ペダルは片面フラット、片面ビンディングのMKSソリューション。シーンに合わせて使い分けるのも◎。工具を使わず簡単にで着脱できるため、輪行もしやすい。
SPECIFICATIONS
ベース車両：DAHON K3 9万6800円(購入時)
ハンドルポスト：DAHON T-Bar Handlepost 1万6500円
ハンドル：POWER TOOLS SHORT BULLHORN BAR II（400mm） 4400円
シフター：DIA COMPE Bar End Control 8800円
ステム：RIDEA ESF1 Extendable Stem 7040円
ブレーキレバー：TEKTRO RL520 6190円
ブレーキ：RIDEA CLV2 V-Brake CNC Long Arm 1万8480円
ブレーキシュー：RIDEA BSFW20 V-Brake Shoes 7480円
クランク：Sugino RD4 2万5960円
チェーンリング：RIDEA LFR5ST/58T 1万780円
チェーンリングボルト：RIDEA TQXG-R5 Chairing Screw for Single 1760円
ヘッドパーツ：RIDEA HSDN Headset 3740円
シートポスト：KCNC LITE WING 2万5080円
シートポストクランプ：RIDEA SCQR41 Seat Post Clamp Q/R 4620円
サドル：ERGON SM Enduro Men 1万670円
フレームヒンジクランプ：RIDEA DHHCQ Frame Hinge Clamp QR Lever 6160円
BB：TOKEN TK868TBT 1万8700円
リアディレイラー ：SHIMANO RD-6700 参考パーツ
プーリー：RIDEA PYL1-11TS Pulley 3410円
チェーン：YBN SLA-H9 CR 6710円
タイヤ：SCHWALBE BIG APPLE（14×2.00） 5720円
チューブ：Panaracer 14×1.50-1.75/F/V 1900円
ペダル：MKS SOLUTION Ezy Superior 1 万6390円
バルブキャップ：KCNC 1100円
アウターケーブル：GP 1980円
テールライト：KiLEY EYE LIGHT LM-017R 3600円
アタッチメント：KiLEY EYE LIGHT OPTION SB-01 380円
バーテープ：btb/BMF Soft Leaser Bar Tape 2750円
■自転車価格：9万6800円 ■カスタム費用：約22万円 ■総額：約31万6800円 ※価格は税別です。
カルマックスタジマ
東京都国立市富士見台2-9-1 マルジュ国立1F
tel 042-575-1568
営業時間：10:00 ～ 19:30
定休日：水曜日
http://calmax.jp/
写真：村瀬達矢 文：トライジェット
『自転車日和』vol.59（2021年8月発売）特集「DAHONに興味津々」より抜粋