K3はなぜこれほど求められるのか?

日本で販売されている折りたたみ自転車は数あれど、近年ここまで注目を浴びたモデルはほかにありません。輪行ファンの「あったらいいな」をすべて網羅したK3、その牙城を崩すライバルの登場はいつ?

人気モデルの隙はどこに?あえてシビアなチェックを

担いでも苦にならない重量、成人男性が無理なく乗られるスポーティな乗車姿勢、必要にして最小限の変速コンポーネント、直感的にコンパクト化できるシンプルな折りたたみ機構……輪行を前提としたスペックで圧倒的なアドバンテージを見せるK3。

折りたたみ自転車に求められる性能を凝縮、輪行時のストレスを限りなくゼロに近づけたこのモデルに、死角は存在しないのか?いいえ、必ずしもそうとは言い切れません。
 
14インチの小さな車輪ゆえ、高速巡航はちょっと不得手。小柄な人にはちょっとつらい長めのリーチ。タイヤやハブなど足まわりを構成するパーツには回転数が上がる分、大きな負荷が掛かります。

あなたがもし人気を理由にK3を購入しようと考えているのなら、それらの点もちゃんと把握しておくべき。その上で選ぶというのであれば、K3はあなたにとって最強のパートナーとなるでしょう。
 
K3
価格:9万8780円(税込)

14インチコンパクトフォールディングバイクの理想形。3段変速を装備しながらも本体重量7kg台を実現した超軽量なモデルに。フレームへの負担を軽減させるDeltecテクノロジーを搭載する。

問:アキボウ
https://www.dahon.jp/

●タイヤサイズ:14×1.35 ●変速:1×3S ●重量:7.8kg ●フレーム素材:アルミ ●コンポーネント:DAHON ●カラー:ガンメタル×ブラック、レッド×マットブラック、シルバー×ブラック ●折りたたみサイズ:W650×H590×D280(mm)

2021モデルより、ヘッドにはバスケットやラックを取り付けるための台座を装備。多くのアクセサリーの装着が可能となり、ライフスタイルバイクとしての可能性が大きく広がった。

トップチューブとBBをケーブルでつなぐことでフレームにトライアングルを形成するDeltecテクノロジー。ヒンジ部分を中心にフレームへの負荷を軽減させて強度と耐久性を高める。

3段変速用のオリジナルシフターとリアディレイラーをアッセンブル。53T のチェーンリングとリア9/13/17Tのスプロケットにより、14インチとは思えない満足感ある走りを叶えてくれる。

DAHONの専門家に聞く
K3にウイークポイントはある?

K3純正ホイールのフリーボディはシンプルな3本爪構造。使用頻度の高い車両はハブ内部への負担も大きくなる。

「スペック面では完璧といえるK3ですが、使用頻度が高い車両の場合、ハブ内部の溝が削れて、フリー機構の爪が掛かりにくくなることがありますし、雨の日に使用された車両だとハブの内部に水が浸水しているケースも見られます。走行中に違和感を感じたら早めにDAHON取扱い店にて相談、点検してください。また、太めのタイヤに交換された車両のブレーキをアップグレードする際、シューのサイズは要注意ポイント。デオーレグレード以上の幅広いシューを装着すると、シューが消耗していくにつれてシューがタイヤに干渉、タイヤを破損する原因にもなります(和田サイクル 西久保さん)」

 

取材協力

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写真:村瀬達矢 文:トライジェット
『自転車日和』vol.59(2021年8月発売)特集「DAHONに興味津々」より抜粋

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