ハードテイルじゃダメなのか?Part. 3~ハードテイルオーナーこだわりの愛車大集合!~

SNSでハードテイルへのこだわり&愛車写真を募集したところ、想像以上に多くの投稿が!

すてきなエピソードと写真をお送りいただいた方々を厳選してご紹介します!ハードテイルの魅力が伝わりますように……。

Banshee Bikes Paradox V3
岐阜県/安藤充紀さん

ハードテイルを選んで乗る理由は、単純に「シンプルな見た目が好きだから」だと思います。もともとロウカラーでしたが、見た目をさらに簡素にするため、一部残っていたメーカーロゴなどを剥離してクリアを吹きなおしています。

「取り回しやすい29erで、コースで激しく乗っても壊れないハードテイルが欲しい」と思っていた時に出会ったのが、初代のパラドックス。気に入っていましたが、いろいろと規格が古くなってきたので、現代的なジオメトリに進化したV3へ乗り換えました。

ホイールベースが伸びたことで、狭いトレイルでの取り回しやすさは犠牲になりましたが、コースでの圧倒的な安定感は素晴らしいです。ハードテイルはダイレクトな乗り味がクセになり、シビアなコントロールが楽しいバイクだと思います。しんどいけど。

 

TREK Roscoe7
東京都/Koheiさん

ハードテイルを選んだ理由は単純で、学生で金銭面の余裕がないからです。ですがハードテイルなりにフロントフォーク、ステム、ハンドルバー、ブレーキ、サドル、タイヤ、ホイールとちょっとずつ変えていき、自分だけの1 台になっています。

フロントフォークにはROCKSHOX Zebの弟分、Domainをインストール。ハンドルバーはクロマグ、ステムは見た目に惚れてOAK componentsのEternal Stemに。ブレーキは昔から憧れだったMAGURA MT7。

これからはパーツを変えるだけじゃなく、スキルもバイクの雰囲気に合うように磨いていきます。

 

KONA EXPLOSIF
愛知県/UMAさん

ハードテイルは可動部がないため手入れの頻度が少ない気楽さが良い。リアサスがないゆえの全身と頭を使って乗っている感じがフルサスにはない魅力です。

こだわりは12速なのにクランクはFC-M970とかDVOなのにオレンジに変えたところとか、タンカラーのGOOD YEARタイヤなど。

 

Kona HONZO ESD
宮城県/Mont Blanc ESDさん

フルサスからハードテイルに乗り換えたのは、私のように技術がなくても、バイクがある程度仕事をしてくれて走れてしまうようなものに、いつからか楽しさを感じなくなっていたからです。

クロモリのバイクをシングルスピード化。さらに今はドロッパーシートポストも取っ払ってブレーキしか着いていません。

全部自分でやらないと走れないような、こんなバイクが自分にはドンピシャでした! 趣味をやってるなぁ~!ってモチベーションになれます。

 

Gonzo‘s Performance サモハン
山口県/金子弘行さん

昔(20年位前?)はフルサスも乗っていましたが、スピードを競う訳ではなくただMTBを楽しみたいと思うようになり、フルサスではスピードは出るけれど面白みがないなぁと思いはじめ、ハードテイルに戻ったら絶対スピードは遅いけど乗る(操る)楽しみを再確認でき、それ以来ハードテイルばかり乗るようになりました。

色々乗っていますが、それぞれの違い(良さ)がフルサスより分りやすく、パーツを変えたり自分の体調の善し悪しだったりを感じとれる感性も磨けると思います。

それだけではなく、ハードテイルは軽く部品も少ないのでメンテナンスが楽、その上安いので、おすすめですよ。

 

SPECIALIZED FUSE COMP
神奈川県/リょーどんさん

予算の問題があったことは確かですが、当初の目的は近くの里山をのんびり走ることだったので、ハードテイルでも十分と思い選びました。

初期装備で27.5 +の3 インチタイヤを履いており、空気圧を1BARくらいにすると、ハードテイルながら荒れたトレイル等も快適に走破できます(現在は2.6インチを履いています)。

レースこそ出ませんが、ちょっとハードなトレイルを上り下りしたり、川原周辺の石だらけのセクションで遊んだりと、ハードテイルでもいろいろな路面状況を楽しんでいます。

7年目ですがまだまだフレームはへたってなさそうなので、コンポを載せ替えたりホイールを29インチにしたりしてハードテイルなFUSEを楽しみ尽くしたいと思っています。

 

SURLY karate monkey
東京都/大沢悟朗さん

フルサスと使い分けております。フルサスはマシン任せでグイグイどこでも行ける感じがして疲れもほどほど。

逆にハードテイルは自分で操る感じが強く、フルサスに比べて疲れますがそれがまた心地良く、体に衝撃がダイレクトに伝わって来るところが好きです。

そして頑丈で壊れにくく無骨なところも大好きです。

 

NICOLAI Argon GLF
埼玉県/BernardSumさん

ハードテイルの魅力は操っている感とダイレクト感です。クルマでマニュアルシフト車を操って、峠を走ることに近い感覚です。

自分でやることが多くなりますが、それを楽しめる人に向いていると思います。バームや起伏でプッシュした時に、ダイレクトに力が伝わる感じが気持ちいいです。フルサスフレームと使い分けていますが、トレイルシーズンはほぼハードテイルです。

また、時間があれば山を走っているのですがトラブルの少なさも魅力です。私にとってハードテイルMTBは、優れた道具に近い感覚です。恐らく終の一台も、ハードテイルを選ぶと思います。

 

Commencal META HT AM
神奈川県/たきさん

フルサス購入後、一度手放しましたが、気軽に乗れてメンテナンスも簡単なハードテイルを改めて買い直しました(笑)。

特にトレイルアドベンチャーよこはまではハードテイルでの走行がちょうど良い感じです。

 

MONDRAKER
大阪府/TAKAさん

道とタイヤの振動がダイレクトに伝わり自転車に乗っている感をおもいっきり味わえます。

バイクスキル向上のためならハードテイルの方が良い練習になる!ラクして乗りたいならフルサス。(過去フルサスを4台所有していました)

 

MONKEY 98ST
愛知県/川村好成さん

ずっと昔から欲しかったクロモリハードテイル。たまたま、イベント会場などでワークショップモンキーの今泉さんと出会い、試乗させていただいて一目惚れしたのがきっかけ。

日本のトレイルをのんびり、楽しく、自分のペースで走れるモンキー98STが最高の相棒です。

 

SPECIALIZED S-WORKS M2
大阪府/佐川秀一さん

2006年に行きつけのお店の床に転がっていた金色のフレームに一目惚れ。それまでフルサスにしか興味がなかったのですが、軽さや使い勝手の良さから使う頻度は圧倒的にハードテイルに変わりました。

ヒルクライムやシクロクロスなどのレース、長距離サイクリングや輪行の旅、近所の買い物にも使用。最近では、職場の整骨院で患者さんの健康のためローラー台に設置してダイエット目的に乗ってもらったり(笑)。とても長い付き合いです。

 

GIANT XTC
鹿児島県/T-BASEさん

大学時代に両親がフレームを買ってくれた大切なバイクです。当時はお金もなく選択肢がありませんでした。

フルサスのハイエンドバイクのようなハードルの高さがなく、エントリーで誰もがMTBを楽しめるのがハードテイル最大の魅力だと思います。2004年のモデルを今年レストアしました。

拘りは自分で塗装したフレームです。今とはまったく違うジオメトリーですが元々クロカンバイクなので今でもとても乗りやすく長距離も走れます。

 

Yuris SINGER 430S
広島県/大神英敬さん

よく走る近場のトレイルとスポーツランドタマダでの過剰ではない下りの性能と上りの軽快さ。厳しくないゲレンデからトレイル、パンプトラックまで楽しめる使い方の幅広さがハードテイルの魅力です。

気に入っているポイントは、あえての27.5インチで、トレイルの上り下りでは29インチに近く、パンプトラックでは26 インチに近い特性。振動吸収が良くこぎも伸びる感覚、今どきで如何様にも振れるニュートラルなジオメトリ。

 

DEKERF Team SST
岐阜県/Takeさん

リサイクルショップに良いパーツで組まれた中古バイクがあり、調べてみるとレアそうなバイクであることがわかったので、高校進学時の通学用という名目で母親に頼み込み購入してもらいました。

クロモリフレームはフルサスとは違うダイレクト感があったり、フルサスより登りも少しは楽です。2005年の、自分より年上の古いバイクですが、大事にしながらホームの大杉MTBトレイルパークでのライドも楽しんでいます。

 

MONORAL AE
千葉県/市原和展さん

とにかくいつ乗ってもしっくりくる乗りやすさと、チタン素材からくる乗り心地の良さは格別で、これ以上のハードテイルは無い!くらい気に入っています。

デザイナーと私の考える”AE”(オールマウンテン エンデューロ)。開発から携わり、下り系トレイルライド、エンデューロレース、DH で高い次元で走行できるバイクが完成しました。ポイントはBB の垂直方向への可変。ライダーのライディング趣向に合わせる事ができます。

 

All-City Electric Queen
埼玉県/ムッシュさん

ドロップもあるようなコースやトレイルならフルサスですが、登りも交えた林道ツーリングや舗装路も含めた自転車旅だと、マルチパーパスなハードテイルが合っていると感じます。

エレクトリッククイーンは、フレームの硬さもちょうどよく、登りもぐいぐい行けますし、タイヤも万能型パターンなので、オンロードでも気持ちよく走れます。

景色を見ながらのライドが好きで、絶景を求めてあちこち入って行ったりするので、大いに満足しています。

 

Commencal META HT AM
栃木県/Hiro.Kzさん

エンデューロのレースバイクをメンテナンスに出している間に乗る練習用バイクとして購入しました。

エンデューロバイクより軽量で、リアサスがない分バームでプッシュするとグイっと加速するダイレクト感が最高に気持ちいいです。

反面、テクニカルなトレイルなど荒れた路面で出る「簡単に乗りこなせないじゃじゃ馬感」はハードテイルに乗る醍醐味だと思います。

 

Dobbats Equip
東京都/大池智久さん

地面の凹凸をダイレクトで感じられるので、トレイルのライン取りへのこだわりや、トレイルを身体で感じられる点が今のMTBには味わえない魅力だと思います。

クロモリのフレーム、フロントフォークまでクロモリのリジッドフォークをオーダーメイドで制作しています。

29インチ設計ですが、敢えて650bを履かせることでBBハイトを下げ、より地面の接地感を感じられるようにしています。

 

UnAuthorized 33rpm
長野県/545 TAKE.Dさん

シンプルでダイレクトな感じが好き。1台でトレイルライドからダウンヒルまですべてをこなせます。

短いチェーンステイと高めのBBで取り回しも軽く、バイクが倒しやすいのが自分好みです。

29インチに乗りたいと思って色々試乗をしていて、33rpmに乗ったら、これだ!と発売前からショップに相談をしていました。

 

『MTB日和』vol.57より抜粋

-MTB, スナップ