
MTBダウンヒル競技での連覇記録を筆頭にクロスカントリーレースでも輝かしい成績を残してきた末政実緒選手。
5月には韓国で開催されたワールドカップへも参戦。(そのレポートはこちら)
世界へ挑戦したことで感じた課題はありながらも、全日本選手権で見事連覇を果たしました。末政選手本人による、レースレポートをお届けします。
6月6日〜7日に岐阜県・ウイングヒルズ白鳥で開催された第39回全日本自転車競技選手権大会 マウンテンバイクDHI(ダウンヒル・インディビジュアル)に参戦し、全日本選手権2連覇、19回目の全日本タイトルを獲得することができました。
週前半の台風の影響により、試走初日は滑りやすいコンディションとなりましたが、午後には天候が回復し、コースは急速にドライコンディションへと変化しました。前週の公式練習で2日間しっかりと走り込めていたこともあり、午後のタイムドセッションでは納得のいく走りができ、タイムにもそれが表れました。

2日目は朝から霧雨が降り、予選が始まる頃には再び雨模様に。滑りやすいコンディションの中、決勝につなげることを意識しながら走り、1位で予選を通過しました。
決勝が始まる頃にはさらに雨脚が強まり、コンディションの変化が心配されましたが、変化した路面状況を踏まえ、攻めるところと確実に走るところを整理してスタートに臨みました。その結果、難しいコンディションの中でも自分らしい走りができ、優勝することができました。

今回の大会は、優勝という結果以上に、怪我からの復帰後、自分自身の走りへの自信を取り戻せたことが何より嬉しい大会となりました。
シーズン前半に参戦したワールドシリーズで得た経験や学びも、今回のレースに繋がったように感じています。
タイムドセッションではその手応えをタイムとして確認することができ、決勝でも結果として残すことができました。
また今回は、緊張感がありながらも終始リラックスしてレースを楽しむことができました。振り返ると、今までで一番楽しい全日本選手権だったかもしれません。
スポンサーや家族、そして多くの方々との繋がりを改めて感じながら走れたことも、今回のレースを特別なものにしてくれたように思います。
メカニックとして帯同してくださったProShop YRSの山本店長は、私がダウンヒルを始めた頃に多くのことを教えてくださった恩師でもあります。昨年から再びバイクを見ていただいており、今回も変わらず心強い存在でした。
現地でサポートしてくださった方々をはじめ、スポンサー、家族、そして日頃から応援してくださる皆さまと一緒に走ってきたからこその19回目の全日本タイトルでした。
一方で、女子カテゴリーの参加者は決して多いとは言えず、近年は少し寂しさを感じることもあります。
ダウンヒルは簡単に始められるスポーツではないかもしれませんが、やってみたからこそ味わえる楽しさや達成感があります。来年はさらに多くの女性ライダーと同じスタートラインに立てることを楽しみにしています。
私自身も、これからどんな景色が見られるのか楽しみにしながら、一人のライダーとして可能性を広げていきたいと思います。
末政実緒

使用機材
バイク: SANTA CRUZ V10 CC
タイヤ: MAXXIS WETSCREAM 3C maxxgrip
ホイール: MAVIC DEEMAX
ウェア: DFG WORX RACE GEAR
ヘルメット: SHOEI X-GRID
サドル: ERGON SM Downhill Comp Team
グリップ: ERGON GFR1 Factory
ゴーグル: OAKLEY O-Frame 2.0 PRO
サポート:
ウインクレル株式会社
株式会社マルイ
マヴィックジャパン株式会社
株式会社ダートフリーク
Pro Shop YRS
Sports Aroma Conditioning
DELSOL MTB Fighting Team
FICTION CYCLES
Photo: Hideyuki Suzuki



