MTB天国スコーミッシュ#21|はじめてのセルフメンテナンスに挑戦!

こんにちは! 日本でMTBと出会い、今はカナダのMTB天国スコーミッシュにて日々トレイルに繰り出している寺井杏雛(あんじゅ)です。

今回は、MTBシーズンに向けたメンテナンスについて。
ブレーキパッドとディスクローターの交換に初挑戦しました!

1. 女子ライダーとメンテナンスの壁

以前、MTBに乗っていた女性の知り合いにこんなことを言われました。
「私がMTBに乗らなくなったのは、メンテナンスとかバイクいじりが苦手で自分でできなかったから。」
この一言は、不器用かつギアをいじることが超苦手な私にとっては耳の痛い話でした。

もちろん、そういった作業が好きな女性もたくさんいるとは思います。
でも、やはり世の傾向として苦手な人が多いんじゃないかと、一女性として勝手に思っています。

しかし、カナダにいるとみんな当たり前になんでも自分で直します。自分でクルマのブレーキ一式を変えちゃうなんてことも普通にある世界。
そんな環境に身を置いていると、不思議と
「私も自分でメンテナンスしてみたい!」
というポジティブな気持ちに。

ということで、今回は、ブレーキパッドとディスクローターの交換に挑戦してみることにしました!

当たり前にできる人からしてみたらびっくりするくらい簡単な作業だと思いますが、ギアいじりが「超」苦手な私にとっては一大イベント! 温かい目で見守っていただけると幸いです(笑)。

 

2. いざ、交換のはずが……!?

リア側は去年バイクショップでブレーキ一式交換していたので、今回はフロントのみ。
まずはフロントホイールを外します。
そして、何を思ったか、うっかりブレーキを軽く握ってしまったんです。

無知な私でも知っていた
「絶対にやってはいけないこと」
を速攻でやってしまいました……。怖いですね。
油圧ディスクブレーキは、ホイール(=ローター)がない状態でブレーキを握ると、キャリパーのピストンが押し出されたままになってしまうんです。
やらかしました。

とりあえず気を取り直して、古いパッドを外します。
リテーニングピン(パッドを固定しているピン)をペンチでまっすぐにして引き抜き、パッドとスプリングを取り外します。
ここまでは意外と簡単。
ただやっぱり、先ほどのやらかしのせいでピストンが押し出されていて、新しいパッドが入りづらい状況に……。


↑ピストンが押し出されています……。

なので、古いパッドを当てた状態で、マイナスドライバーを使ってピストンを押し戻す作業へ。
これが思った以上に力と根気が必要で、なかなか大変でした。
ある程度戻ったところで、新しいブレーキパッドを装着!

続いてローター交換へ。

ローターはかなりシンプル。
ボルトを全て外して、新しいローターを取り付けるだけ。
今回は、ロックプレート(緩みどめのプレート)も装着。

最後に折り曲げて固定することでボルトの緩み防止になるんですね!
そしてボルトは対角線順(星を描くよう)に締めていくのがポイント。均等に固定されます。

さて、あとはローターがブレーキパッドに干渉しなければOK! ドキドキしながらフロントホイールを戻してみます。

結果は・・・

「しゃーーーー」

はい、見事に擦っています。

潔くなんでも直せる友人を召喚笑。
キャリパー内のピストンをもう一度丁寧に押し戻してもらい、無事に異音は解消!
無事に作業を終えることができました!

 

3. 初セルフメンテで得た学び

ブレーキパッドとローターの交換自体はシンプルな作業でしたが、余計なひと手間を増やしてしまいました(笑)。
でも、その分とてもいい勉強になりました。

今回の内容は完全に素人がネットで調べながらやったものなので、あまり参考にしすぎないでくださいね! 信頼できる情報や専門ショップのサポートを活用することをおすすめします。
でも、「やってみたいけど怖いな」と思っている人の背中を少しでも押せたら嬉しいです。

では、また~!

寺井杏雛(てらいあんじゅ)

山で遊び育ち、その想いのまま学生時代を過ごす。22歳でマウンテンバイクと出会い、山との新しい遊び方を知る。現在はカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州、スコーミッシュにて、マウンテンバイクとクライミングを楽しみながら生活を送っている。
Instagramhttps://www.instagram.com/anju_terai/

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