日本の法律に適合するEバイクを他メーカーに先がけ展開してきたベネリ。そのラインアップの拡充は目覚ましく、魅力的な車種を次々と投入し続けています。今回は中でも注目度の高い、ミニフォールド16の新モデルを紹介します。
コンフォートな乗り味でアウトドアライフにマッチ
現在、Eバイクの展開に積極的なベネリ。サイクリストには馴染みのないブランドかもしれませんが、その起源は1911年にまで遡るイタリアの由緒正しきモーターサイクルブランド。
そのベネリの血統を受け継ぐEバイクだけに、オリジナリティに満ちたコンセプト、信頼性の高いテクノロジーや斬新なフォルムについては無論のこと。
輸入元であるプロトにより日本の規制に適合させつつ、ギア比の見直しや独自のアシストプログラムによる一充電あたりの最長走行距離の向上など、日々改良開発が行われています。
現在、小径車を中心に全7モデルをラインアップ。小径モデルとしては、16インチタイヤを履くミニフォールドシリーズと20インチのゼロシリーズを用意していますが、いま最も注目されているのがオフロード仕様にカスタマイズされたミニフォールド16ダート。ここではその魅力を深掘りしていきます。
チェックしたい特徴はこちら
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アシストモーターはフロントホイールのハブに搭載。ペダリングによる後輪駆動と併せて、2WD化されている。
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バッテリーをメインフレームへ内蔵し、すっきりとしたフォルムに。着脱の際は後輪を折りたたむ必要がある。
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凹凸の多いオフロード走行で威力を発揮するフロントサスペンションと太めのブロックタイヤも特徴的な装備。
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アシストレベルやバッテリーの残量を確認できるディスプレイ&直感的に操作できるコントローラーを一体化。
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内装3段変速を採用。変速音も静かで頻繁なメンテナンスを必要としないため、使い勝手の良さも抜群だ。
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コンフォートな乗り心地をサポートするリアサスペンションユニット。大型のキャスターは折りたたみ時に便利。
幅広いシーンにマッチするタフな1台
新たにラインアップへ加わったミニフォールド16ダートは、ユニークなフォルムを持つコンパクトな車体に独創的なアイデアとオフロード走行を意識した装備が追加されたモデル。
従来のミニフォールドシリーズとの最大の違いは、エアボリューム満点のブロックタイヤとサスペンションシステムが生み出すコンフォートな乗り味で、路面の凹凸から受ける突き上げを効率よく吸収、小径車に見られがちな不安定さを見事に解消しています。
そのため、キャンプ場や河川敷の未舗装路のみならず、市街地で見られるアスファルトのひび割れや歩道との段差も気になりません。アウトドアユースを含め、さまざまなシーンでその優位性を披露するマルチなキャラクターが◎です。
mini Fold 16 dirt
価格:19万4700円(税込)
●フレーム:アルミ ●電動アシスト4段階 ●変速:1×3speed ●タイヤ:16×2.25 ●重量:19.5kg ●全長×全幅:1410×570mm ●折りたたみサイズ:940×450×650mm ●バッテリー容量:5.2Ah ●一充電走行距離:57km ●適応身長:155cm 〜 ●カラー:デジタルカモフラージュ、マットブラック、ミリタリーグリーン
2021年12月デリバリー予定
Benelli(ベネリ)とは?
トニーニョベネリの活躍によりモーターサイクルのトップブランドへ。現在はジーリーの資本参加を受け、新生ベネリとして躍進。
2011年に創立100周年を迎え、電動アシスト自転車の発売を決断。日本では2017年、MTBタイプのモデルからプロトで輸入販売が開始された。
日本では、道公法で最高時速が24kmまでと定められているため、プロトオリジナルモーターサイクル“ロードホッパー”開発のノウハウを生かし独自に電動アシストプログラムを開発。
ダイレクトなペダリング感で、乗りやすさはもちろん、E-BIKEならではの走行フィールを実現。上り坂をはじめ、今まで行けなかった郊外まで、広範囲に渡る移動が実現できる。
問:プロト 車両事業部
tel 0566-36-0557
https://www.benellibike.jp/
写真:村瀬達矢