お手軽アウトドアを満喫! 自転車+コーヒー

一気に気温が下がってくるこれからの季節。「走りに出かけた先で暖かい飲み物を」そんなプラスαの楽しみがあったら最高ですよね。大掛かりな装備を用意せず、ちょっとした工夫で気軽に充実した時間を手に入れる方法……考えてみませんか?

火を使わずにほっかほかのコーヒーを満喫する

アウトドアブームが急加速している昨今ですから、読者のみなさんの中にもコンパクトにまとまる携帯用ガスバーナーを所有している方も多いのでは? 出先でお湯を沸かすことができて、簡単にコーヒーを入れたり、カップ麺を食べられるそれらキャンプ用のツールはとても便利。

ただし、ポタリングのお供に使うとなると大きな壁がひとつ。そう、バーベキュー場を併設していない公園や河川敷の大半は火気厳禁で、お湯を沸かすことができません。

そんなときに大活躍する保温性を備えたボトルたち。小さなサイズを選べば自転車移動でもストレスなく持ち運べますからね。

 

アウトドアで気軽においしいコーヒーが飲みたい!

火器の使用はハードルが高い!

カートリッジタイプの燃料を使用する携帯用ガスバーナーを含め、大半の公園や河川敷では火器の使用が禁止されています。

サーモボトルがあれば解決

保温機能を持つ耐熱ボトルがひとつあれば、火器の使用が禁止されているご近所の公園でも暖かいコーヒーを飲むことができます。

 

お湯の温度を下げない工夫

なるべく出かける直前を狙い、熱湯をボトルに半分ほど注ぐ。このひと手間が効果絶大。

熱湯を注いだらしっかりとキャップを閉め、容器全体が温まるようにボトルを動かす。


10~20数秒程度ボトルを振り、ボトル内が十分に温まったら中のお湯を流すべし。

再度、沸騰したお湯を注ぐ。このとき、なるべく満タンにしておくとさらに効果大。

保温効果のあるケースにボトルを入れる。ケースがなければタオルなどを巻いてもOK。

編集部で実測した結果、これらの準備の有無により3時間後に1.5度の差が確認された。

 

走った距離が少なくてもポタリングの充実度は◎

コーヒーはもちろんお茶や紅茶、カップ麺だって気軽に味わえちゃう

「ボトルのお湯で入れたコーヒーなんて味気ない」などと言うことなかれ。大切な愛車で自転車散歩に出かけて、気持ちのいい青空の下でフーフーと冷ませながらホカホカのコーヒーを……大掛かりな装備を持たず、クルマも必要とせず、気軽に楽しんでこその自転車趣味。現地で豆を挽いた入れ立てのコーヒーは格別ですが、家で入れたコーヒーをそのままボトルに注いで出かけたっていいんです。

もちろん、コーヒが苦手という人ならお茶やスープでもOKです。また、使用するボトルの内容もメーカーや商品によってマチマチですから、スペック重視派はより保温性能の高いアイテムを選ぶもよし、見た目重視派はデザインこだわって選ぶもよし。たかがボトル、されどボトル。携帯ガスバーナーやクッカーと同様、所有する楽しみだって負けてはいませんよ。

 

自分なりのあったか時間を過ごしてみよう

豆を挽いて優雅なひとときを過ごすのもよいですが、家で挽いてきちゃうのもあり。より身軽なサイクリングを楽しめます。

 

RITEWAY GLACIER

ワイドなタイヤとディスクブレーキを装備した、タフで安定感のある乗り心地が魅力のミニベロ。写真の車両はオプションのブロックタイヤ(1本3080円)をセットし、街からちょっとしたオフロードまで快適に楽しむことができる。

価格:7万1280円〜7万3480円(税込)
●フレーム:アルミ ●変速:1×8speed(SHIMANO ALTUS) ●カラー:マットダークオリーブ、マットグレー、マットネイビー、マットディープブルー、マットミント、マットカーキ、マットシャンパンゴールド ●重量:11.2kg ●タイヤサイズ:20×1.95

問:ライトウェイプロダクツジャパン
tel 03-5950-6002
http://www.riteway-jp.com/
 

自転車+コーヒーにおすすめのサーモボトルはこちら


 
写真:村瀬 達矢
イラスト:田中 斉
『自転車日和』vol.60(2021年11月発売)より抜粋

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