【ポタリングの休憩に最適!】お昼寝道具のマット&コットを実際に使って試してみた!!

ポタリング途中に、休憩がてら、ゴロんと横になりたいと思ったことはありませんか? 公園、土手、海岸、森の中で、手軽に持ち運べるアウトドア用のマットやコットがあれば、とても快適にお昼寝を楽しめるんです! そこでそんなお昼寝道具をレビューします!!

マット&コットってどんなもの?

キャンプでテント内で寝る際に、地面からの冷えを抑え、凸凹の寝にくさを和らげ、心地よい眠りを提供するアウトドア道具が、スリーピングマットとコット。今回は、全身を乗せられる長さで、できるだけ軽量コンパクトなモデルをセレクト。

エアーマット
付属または別売りの専用ポンプを使ってラクにふくらませられるエアーマット。少し大変&時間も掛かるが、呼気でも可能だ。重さは500g程度、収納サイズは1ℓのペットボトル程のコンパクトさになる。厚さがあって、地面の凸凹を感じないフワフワとした寝心地が特長。

クローズドセルマット
発泡性のフォーム材でできた、折りたたみできるマットをセレクト。断面が凸凹形状で、凹みに空気を溜めて保温性を確保する。収納サイズは大きめだが、反面、重量400g位という軽さが特長。いわゆる銀マットよりも軽量コンパクトで、自転車でも持ち運べるサイズだ。

コット
アウトドア用の簡易ベッドを、コットと呼ぶ。今回集めたのは、脚が短いローコットと呼ばれるモデル。1~2kgの重さがあるが、収納サイズはクローズドセルマットと同じかそれ以下。組み立てが必要で、慣れるまでは苦労するかもしれないが、寝心地はサイコー!

 

エアーマット

モンベル/U.L. コンフォートシステム エアパッド 180

横方向に厚みのあるチューブ状のボックスを並べ、それらを連結するための隔壁に高さを設けたことで、保温性を確保。頭部と足元の不要な部分をシェイプして、軽量コンパクトさも実現。1ℓペットボトル程のきさなので、持ち運びもラクちん!

価格:1万1000円
重量:504g
サイズ:長さ180×幅50×厚さ7cm
収納サイズ:φ11×20cm
問:モンベル・カスタマー・サービス
tel 06-6536-5740

 

ビッグアグネス/エアコアウルトラ

縦方向にチューブが並べられ、ハリのあるクッション性で安定感のある寝心地。厚みは中心8cm、両サイド9cmで、身体の沈み込みを受け止めつつ、自然なラインを維持してくれる。空気を注入するポンプが標準装備され、コスパに長けたマットだ。

価格:1万780円
重量:510g
サイズ:長さ183×幅51×厚さ8~9cm
収納サイズ:φ10×18cm
問ケンコー社
tel 06-6374-2788

 

サーマレスト/ネオエアベンチャー

アウトドア用スリーピングマットの元祖。その豊富な技術の蓄積により、このエアーマットに採用されているのが、内部を波状に区切るウェーブコアテクノロジー。熱の放出を抑え、断熱性を維持。空気注入のポンプも標準装備され、独自開発のバルブも扱いやすい。

価格:1万4300円
重量:560g
サイズ:長さ183×幅51×厚さ5cm
収納サイズ:φ11.5×23cm
問モチヅキ
tel 0256-32-0860

 

クローズドセルマット

ニーモ/スイッチバック レギュラー

単なる凸凹形状ではなく、六角形シェイプで高さのある形状に、硬さの異なる2層のフォーム材を採用。裏面には地面からの冷えを反射するサーマルフィルムを装備。新たな技術を意欲的に採用するニーモらしいマット。ヘタれにくく、寝心地はソフト。

価格:7150円
重量:415g
サイズ:長さ183×幅51×厚さ2.3cm
収納サイズ:13×14×51cm
問イワタニ・プリムス
tel 03-3555-5605

 

サーマレスト/Zライト

アコーディオン状に折りたためるマットの元祖はこのZシリーズ。独自パターンの凸凹は、スプリングのようなコシのあるソフトさを装備。当たり前に10年使える耐久性の高さで、コスパも高い。折りたたんだ状態で座るのもあり。キャンプの定番マットだ。

価格:6600円
重量:410g
サイズ:長さ183×幅51×厚さ2cm
収納サイズ:13×14×51cm
問モチヅキ
tel 0256-32-0860

 

ビッグアグネス/ツイスターケイン バイオフォーム レギュラー

クルクルと丸めて収納する、2層構造の断熱性に長けたマット。少し薄手だが、裏面は型抜きされた形状で、クッション性と保温性を両立。地面の凸凹も、見た目以上に感じさせない。素材には持続可能なサトウキビ樹脂を60%以上採用。地球環境にも配慮している。

価格:7590円
重量:397g
サイズ:長さ183×幅51×厚さ1.3cm
収納サイズ:φ18×51cm
問ケンコー社
tel 06-6374-2788

 

コット

ヘリノックス/ライトコット

その座りやすさで大人気のキャンプチェアを作るヘリノックス。チェア同様に、すぐれた強度と柔軟性を併せ持つ独自の超軽量合金製ポールを採用。シート面のテンションもしっかりしていて、耐荷重は120kg。それでいて軽量コンパクトに収納可能だ。

価格:3万4100円
重量:1200g
サイズ:長さ185×幅60×高さ13cm
収納サイズ:φ13×53cm
問モンベル・カスタマー・サービス
tel 06-6536-5740

 

アルピデックス/ウルトラライト ローコット

ドイツ発の組み立て簡単なローコット。脚部の取り付けに苦労する軽量コットが多いなかで、コレはサイドフレームに脚部を合わせてレバーを引くだけ。耐荷重は120kgと十分。収納サイズはやや大きいが、背負えるサイズ。この価格と寝心地のよさは、魅力的だ。

価格:1万2980円
重量:1820g
サイズ:長さ190×幅67×高さ15cm
収納サイズ:φ16×57cm
問ナチュラル・スタンス
https://www.natuse.net/

 

サーマレスト/ウルトラ ライトコット

脚部のポールを半分の長さに離して分解、台座はまとめて収納することで、収納サイズのコンパクトさを実現。また脚部の位置とポール数を変更することでさらなる軽量化も可能だ。シート裏面には冷気を防ぎ、体温を反射する素材をラミネート。耐荷重は最大147.5kg。

価格:2万9700円
重量:1195g
サイズ:長さ183×幅61×高さ10cm
収納サイズ:φ13×41cm
問モチヅキ
tel 0256-32-0860

 

収納サイズを比較してみると、エアーマットのコンパクトさがわかります!

エアーマットは、デイパックに入れられるコンパクトさ。クローズドセルは、全モデルほぼ同様の収納サイズでやや大きめ。コットはモデルによってはデイパックに入れられるが、携帯方法にひと工夫必要だ。

モンベル/U.L. コンフォートシステム エアパッド 180

収納サイズはφ11×20cm。折りたたみ方によるのかもしれないが、やや細め。バックパックのサイドポケットにも入る大きさで、フロントバッグにも収納できる。

 

ビッグアグネス/エアコアウルトラ

収納サイズはφ10×18cm。ふくらませたときに8~9cmの厚さがあるとは思えないコンパクトさ。レインウエアと変わらないサイズで、デイパックにすっきり収められる。

 

サーマレスト/ネオエアベンチャー

収納サイズはφ11.5×23cm。やや太めだけれども、他の荷物と一緒にデイパックに入れても邪魔にはならない。収納袋は、少し小さくキツめに思えた。

 

ニーモ/スイッチバック レギュラー

収納サイズは13×14×51cm。クローズドセルマットとしてはコンパクトな大きさ。デイパックからはハミ出るので、ストレートハンドルならストラップ等で吊り下げる等もあり。

 

サーマレスト/Zライト

収納サイズは13×14×51cm。コレもクローズドセルマットとしてはコンパクト。デイパックのフロントやサイドにストラップで留める等、携帯には工夫が必要だ。

 

ビッグアグネス/ツイスターケイン バイオフォーム レギュラー

収納サイズはΦ18×51cmと、ちょっと大きめ。バックパックだと外付け、または自転車のフラットバーハンドルにストラップ等で吊り下げ、リアキャリアにくくりつけて携帯したい。

 

ヘリノックス/ライトコット

収納サイズはφ13×53cm。細長い形なので、デイパックからはハミ出す。しかしサイドポケットにストラップ留めして持ち運べるバックパックなら収納可能。

 

アルピデックス/ウルトラライトローコット

収納サイズはφ16×57cm。正直、大きい。試しに手持ちの大型サドルバッグに装着したところ、ジャストフィットした。ストレートハンドルならバーバッグに装着してもいい。

 

サーマレスト/ウルトラライトコット

収納サイズはφ13×41cm。コットのなかでは最もコンパクトなので、多くのデイパックにも収納可能。もちろん大型サドルバッグにも余裕で収納できる!

 

さぁ、昼寝!と思ってから寝転ぶまでの時間を比較!

空気をポンプ等で注入するエアーマット、そしてシートにサイドポールを通してから脚をセットするコットに対して、広げるだけのクローズドセルマットは、圧倒的にラクです!

Time 4:10

モンベル/U.L. コンフォートシステム エアパッド 180

別売りのポンプバッグ(3520円)をマットの逆止弁付きバルブに装着。ポンプバッグを膨らませてマットに空気を注入すること8回。思ったよりも早くふくらみ、案外簡単!

 

Time 4:00

ビッグアグネス/エアコアウルトラ

付属のポンプで空気を注入。空気が逆流してこない逆止弁付きバルブは大容量で、12回くらい空気を注入したのだが、スイスイ入り、その回数よりも素早くふくらませた!

 

Time 4:15

サーマレスト/ネオエアベンチャー

バルブと逆止弁のON/OFFができるウィング型のツマミが装備され、ポンプも標準装備。約10回でふくらんだが、慣れればさらに早くふくらませることができそう。

 

Time 0:02

ニーモ/スイッチバック レギュラー

収納状態をまとめるストラップ等が付属しないので、デイパックから取り出したら、パッと広げるだけ。きっちり真っ直ぐに広がらないが、寝転べば平たくなるので問題ない。

 

Time 0:02

サーマレスト/Zライト

こちらもストラップ等は装備されてなく、そのまま広げるだけ。多少折り癖が残るが、寝転べば広がる。蛇腹状のマットは、せっかちさんにピッタリのお昼寝道具だ。

 

Time 0:10

ビッグアグネス/ツイスターケイン バイオフォーム レギュラー

収納状態をまとめるストラップを外し、広げる。折りたたみ式ではなく、巻き取り式のため、パッとは広がらないが、横になりながら伸ばせば完了。時間もそれほどかからない。

 

Time 4:30

ヘリノックス/ライトコット

シートを広げ、サイドポールを伸ばしてシートのサイドに挿入。脚部も伸ばしてサイドポールにセット。少し力が必要だが余程非力でなければ問題ない。組み立ては簡単。

 

Time 3:30

アルピデックス/ウルトラライトローコット

シートにサイドポールを挿入。脚部のジョイントをはめたら、ポールに片側をセット。もう一方はレバー式でテコの原理で簡単装着。組み立てがもっとも簡単なモデル!

 

Time 7:45

サーマレスト/ウルトラライトコット

軽量コンパクトさは時に組み立ての難しさとトレードオフ。まさにそれがこのコット。脚部のポールのセット方法が複数ある上、セットにかなりの力と経験が必要だった。

 

もっとも気になる寝心地はコットの浮遊感が一歩リード

お昼寝道具は、その寝心地こそがもっとも気になる機能。クローズドセルマットは必要十分、エアーマットはサイコー、コットは極上。コットにマットを組み合わせてもいいかも!

モンベル/U.L. コンフォートシステム エアパッド 180

寝心地はやわらかめ。もう少しコシが欲しいが、受け止められる感じも悪くない。また身長174cmの筆者がジャストサイズ。少し余裕が欲しければ別売りのマクラを連結しよう。

 

ビッグアグネス/エアコアウルトラ

しっかりとした張りがあり、マットの厚さがあるので横向きに寝ても、体重70kgで底付きしないゆとりが心地いい。縦方向に配されたチューブは安定感があっていい

 

サーマレスト/ネオエアベンチャー

身体がマットに吸い付くような感覚ながら、コシがあり、硬めのベッドに横になったような感覚。厚みがもう少しあるとよいが、空気の注入量で張り具合を簡単に調節可能だ。

 

ニーモ/スイッチバック レギュラー

しっかりしているのにソフト。熱を反射するサーマルフィルムによって、ほんのりとぬくもりを感じ、それが眠りを誘う。大地に横たわっている感覚が、なんとも気持ちがいい。

 

サーマレスト/Zライト

フォーム形状も似ているが、無圧布団のように点で体重を支え、圧力を分散させているよう。マットの厚さはないが適度な反発力で、身体に負担がない。硬め好きにオススメ。

 

ビッグアグネス/ツイスターケイン バイオフォーム レギュラー

ゴツッとした寝心地かと思うが、凹凸形状とソフトなフォーム材によって、意外とソフト。ちなみに凸凹面を表で寝てもよく、背中がマッサージされるような感覚で、コレもあり。

 

ヘリノックス/ライトコット

浮遊感のある座り心地の同社のチェアが、そのままベッドになったよう。張りのあるシートと柔軟性の高い脚部、やや幅の狭い感じが、ハンモック的な浮遊感を生んでいる。

 

アルピデックス/ウルトラライトローコット

嫌な沈み込みはなく、長さ、幅ともにゆとりがあり、自宅でも使いたくなるしっかりした寝心地。収納サイズの大きさ、重さを忘れて、お昼寝に持って行きたくなる、質感だ。

 

サーマレスト/ウルトラライトコット

身体のラインにしなやかに沿うシートは、包み込まれる感覚。その薄さから、最初は少し不安だが、間もなく体温が裏面素材によって反射され心地よさが、眠りへと誘ってくれる。

 

収納のラクさは意外にもコットが優位!

組み立て・セット時間同様に、クローズドセルマットはたたむだけなのでラク。一方でエアーマットは、空気をしっかり抜かないといけない。コットはバラすだけなので簡単だった。

モンベル/U.L. コンフォートシステム エアパッド 180

逆止弁を押しながら空気を抜き、弁と逆側から巻いて空気を集め、再び弁を押して空気を抜き、袋のサイズに折ってから巻く。慣れないこともあり、6分近く掛かった。

 

ビッグアグネス/エアコアウルトラ

このマットにはバルブが2つあり、空気を抜く際には、専用のバルブを開けば一瞬で抜ける。後は、袋に合わせて丸めるだけだが、5分くらい掛かってしまった。

 

サーマレスト/ネオエアベンチャー

バルブを開き、ウィング型のツマミを開放すれば、すんなりと空気は抜ける。収納袋の長さに合わせて巻いていくが、ジャストの大きさで手間取り、約5分掛かった。

 

ニーモ/スイッチバック レギュラー

アコーディオン式の折りたたみなので、お昼寝の後は、ゴミや砂ぼこりを叩いて落として折り目に合わせてたたむだけ。ストラップもないので、そのまま収納するだけ。

 

サーマレスト/Zライト

こちらもアコーディオン式。折り目に合わせてたたむだけ。トートバッグ状のリュックや大きめのバックパックなら半分に開いて収納するのもありだろう。

 

ビッグアグネス/ツイスターケイン バイオフォーム レギュラー

クルクルと巻き上げて収納。地面に置いて巻くと汚れが付くので、本体を浮かせた状態で巻くといい。ストラップを留めてパックに装着するまで1分も掛からない。

 

ヘリノックス/ライトコット

脚部は組み立て時よりも力を必要とせず外せる。サイドポールもループを引けば取り出せ、たたむだけ。収納袋はジャストだがキツくはなく、3~4分で収納可能。

 

アルピデックス/ウルトラライトローコット

脚部はレバーをセットしたボタンを押せば簡単に外せる。サイドポールも問題なく外れる。収納袋は余裕がある。脚部の台座がまとまりにくいが、それでも4分以内。

 

サーマレスト/ウルトラライトコット

脚部は取り付け同様、体重を使いポールを引き上げしならせて外す。三日月型の脚をまとめてポールを通して収納するのがやや面倒だが5分以内で撤収完了。

 

お昼寝道具にプラスしたい マクラがあるとさらに快適!

マットやコットに寝転ぶだけでも気持ちがよいのだけれども、アウトドア用の空気でふくらますマクラがあると、さらに快適。形状や空気量で安定感が変わるので、試してみて!

ビッグアグネス/AXL エアピロー

収納袋に入れると手のひらサイズ。頭、首にフィットする形状。しかし空気量が多いと少しグラつくので自分好みを調整しよう。

価格:5280円
重量:45g
サイズ:41×25×10cm
収納サイズ:10×6×5cm
問ケンコー社
tel 06-6374-2788

 

モンベル/U.L.コンフォート システムピロー

肌触りのよい起毛地のカバーが付属され、安眠度アップ! 同社のマットと連結でき、マクラがズレてしまうことを防げる仕様。

価格:3410円
重量:60g
サイズ:25×45×12 cm
収納サイズ:12.5×9.5×2cm(カバー込)
問モンベル・カスタマー・サービス
tel 06-6536-5740

 

サーマレスト/エアヘッドピロー レギュラー

空気注入式ながら、とてもソフトで頭部の安定感は随一。着脱できる起毛素材のカバーも心地よく、自宅でのお昼寝にも使いたい!

価格:5280円
重量:158g
サイズ:28×39×10cm
収納サイズ:φ8×12cm
問モチヅキ
tel 0256-32-0860

 

使ってみてわかった マット&コットのポイント!

エアーマット

ポンプの注入は袋を広げるだけ

エアーマットをふくらませるのに使うポンプは袋状。まずその袋をふくらませる必要がある。と思っていたのだが、実際には袋を広げるだけでもOK。呼気を吹き込むのは最低限でよいので、疲れることもなし!

パンクの心配があるので場所を選んで!

エアーマットは空気でふくらませるので、自転車のタイヤ同様にパンクの心配がある。寝転ぶ前に小枝や石を取り除いたり、レジャーシート等を敷いた上で使用して、マット下面を保護した方が、安心だ。

 

クローズドセルマット

凸凹に汚れが付きやすい
でも初心者も安心の使い勝手

凸凹形状なので、汚れが付きやすい。でも叩いたり拭き取れば、すぐに落ちる。なによりパンクせず、広げるだけの使い勝手のよさは、他のお昼寝道具にはない利点。アウトドア道具を使い慣れていない人も使いやすい。

 

コット

組み立てには慣れとコツが必要

組み立てしやすいコットでも、初めて使う人は説明書を読みながらの作業になる。モデルによっては収納袋やシートに組み立て方法がプリントがされていたので、安心。極上の寝心地を体験するためには、練習が必要だ。

 

野外でお昼寝する注意点

自転車とお昼寝。これが実際にやってみると、かなり相性がいい。ポカポカ陽気に誘われて、自転車をこいでいけば、自然と体温も上がる。適度な疲労も手伝って、マットやコットに寝転べば、短
時間でも不思議なほど熟睡ができる。吹き抜けていく風の心地よさ、一緒にやってくる花の香り。流れる雲が時々陽射しを遮れば、目を閉じていても、ほんの少しの間でも、自然の移ろいを感じられる。

ただし、汗冷えしないように上着の用意を忘れずにしておきたい。暑い季節には木陰でお昼寝して、熱中症や日焼けを予防することも忘れずに!

お昼寝でリフレッシュした後の帰りのポタリングでは、行きとはまったく違う風景を体感できるのもいい。
 

お手軽アウトドアを満喫! 自転車+ 昼寝


 
写真:長谷川拓司 文:ポンチョ
『自転車日和』vol.61(2021年5月発売)より抜粋

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