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温故知新 徒然MTB談話室 第19回 50号記念特別編

2023年11月1日

子どもの頃の果てしなく遠い13年と異なり、大人にとっての13年はあっという間。とはいえ、振り返ればいろいろなことがありました。そういえば『MTB日和』の創刊号ってどんな内容だったんでしたっけ? 今回は50号記念の特別編をお送りします。

中沢 清
CSナカザワジム店主。西多摩マウンテンバイク友の会会長として、MTBを取り巻く環境の改善と次世代のマウンテンバイカーの明るい未来のために日々奮闘中。『MTB日和』ではインプレッションライダーも担当。
https://nakazawagym.amebaownd.com/

編集部ヨコキ
本誌『MTB日和』の小さな小さな編集長。最初の愛車を手に入れてから13 年と数ヶ月、MTB は26 インチから27.5 インチに代わりましたが、身長はまったく伸びず。時代に置き去られながらも、マイペースでMTBライフを楽しんでいます。

~『MTB日和』vol.50 号記念特別編~

中沢(敬省略、以下同):ついに50号ですか。毎月出ている本ではないのに、すごいことですよ。

ヨコキ:最初に1冊出して、その次の年に2冊出して。そのあとは1年に4冊のペースでなんとか出してきた感じですけど。

中沢:会社的にはとりあえず1冊、的な感じだったと聞きましたが。

ヨコキ:そもそもそのとき、MTBの人気は下降気味でしたから。他社が出していたMTB専門誌も次々と休刊になって。会社としては当然「MTBの本なんて出したって売れないでしょう?」となりますよね。そこで、まず1冊だけ出してみて様子をみようという流れに。

中沢:だから1冊目には〈vol・1〉の表記がないわけですね。

ヨコキ:もしかしたらその1冊だけで終わるかもしれなかったので(笑)

中沢:いい加減(GOODの意味)でやってますね(笑) 表紙も手に取りやすい感じだし、それまでのMTB専門誌を考えると、表紙がモデルの女の子というのは、自分たちからしても意外でした。この形でいつまで続くのかなって。MTB専門誌はもっとマニアックというか、そういうものだったじゃないですか。

ヨコキ:マニアの方からは実際に「なんで表紙が女の子なの? 恥ずかしくて本屋で買いづらい」という声もありました。

中沢:オレなんかよろこんで手に取りましたよ(笑)

ヨコキ:そもそもマニアの方に向けた本として作るつもりがなかったんです。マニアを対象とするならいわゆる〈カッコいい〉表紙が正解かもしれません。でも、これから乗ろうと考えている人や初心者にとっては、プロライダーがジャンプしているような〈カッコいい〉表紙だと「逆にそれが高いハードルになってしまうのでは?」と考えました。だからこそ〈やさしい〉や〈親しみやすい〉を重視したんです。表紙を目にした人が「自分でも乗れそうかな?」「やってみようかな」と思えるように。

中沢:その通りだと思います。バチっとアクションを決めた〈カッコいい〉ライダーの写真は、一般の人にとっては別世界の話ですからね。

ヨコキ:はっきり言ってしまうと、それまでそういった〈カッコいい〉マニアックな専門誌はあったわけで。でも、それらはすべて休刊となってしまいました。つまりその時点では「マニアを対象とした本を作っても商業的に成り立たない」が証明されたということ。新たにMTB専門誌を作るためには、ほかの切り口を考えるしかなかったんです。

中沢:自分はありがたいことに1冊目から係わらせて頂いているんですけど、中に出てくるのはマニアックなショップ店長だったりするわけじゃないですか。本当にうまくまとめてきました。

ヨコキ:マニアックな方々をいかにマニアックではない風に見せるかもポイントですかね。

こちらが記念すべき1号目の表紙。確かにボリューム表記は見当たりません。

中沢:そういえば1冊目を出したときって、ヨコキさん自身はまだMTBを所有していませんでしたよね?

ヨコキ:はじめて自分のMTBを購入したのはたしか2冊目を出した頃? それまではずっと借りものにばかり乗っていたので。

中沢:黒いアンオーソライズドの33rpmですね。ちょっといじわるな質問しますけど、仕事で必要だから仕方なく買ったとか?

ヨコキ:先に『自転車日和』という本を作っていたんですけど、そのときはまったくMTBには興味がなくて。むしろ「見た目がごちゃごちゃしていて嫌だな』と思っていたくらいで。やっぱりシンプルなホリゾンタルのロードとかの方が……。

中沢:言い切っちゃいけないけど、女性にはそういう傾向が見られますね。機材の内容がどうこうではなく、見た目が好きか嫌いかが大切。それでシンプルなクロモリフレームの33rpmを選んだ、と。

ヨコキ:私の場合は体格の問題もあって、XSサイズが用意されているモデルしか選択肢がなくて。本当は白いフレームがよかったし、アンオーソライズドのロゴも当初はあまり好みじゃなかったり、100%気に入っていたかと聞かれると難しいところですね。

中沢:そこはいまも変わらない問題ですね。小柄な女性が気に入ったモデルを選びにくいという。

ヨコキ:話がそれちゃいましたけど、借りものでトレイルに走りに行ったり、イベントに参加したりしている内に楽しくなって。それで自分のMTBが欲しくなったんです。

中沢:これから始めようとしている人や初心者を対象に『MTB日和』という本を作るに当たって、ヨコキさん自身がまさに狙っていた層に近かかったこともよかったのかもしれませんね。

1号目に掲載されていた13年前の中沢さん。現在よりもややスリムなボディ?

~~~~中略~~~~

中沢:1冊目が出た2009年からMTBを取り巻く環境もだいぶ変わってきたと思うんですけど。

ヨコキ:当時はいまよりもっと自由というか、身近なところで遊べた感じはします。こんなこと言うと怒られちゃうかもしれませんけど、近くの公園で基礎練習をしたり、電柱相手に道端でスタンディングの練習をしたり。いまは自転車で乗り入れできる公園はほとんどありませんし、路上での練習もNGですからね。

中沢: 世の中的にまだコンプライアンスなんていう言葉も耳にしなかったし。自分の感覚では3年ぐらいでいろいろなことが変わっていくイメージで、自転車の規格やサイズも随分変わりました。

ヨコキ:1冊目を出してしばらくはまだ26インチのタイヤがスタンダードでしたし。

中沢:そういうさまざまな変化がある中で、ヨコキさん自身が「あ、これはいけるな」と思った瞬間はあったんですか?

ヨコキ:1冊目を出した段階で数字的にはそれほど悪くなかったので、最初から「あれ? 案外いけちゃうかな」と思いました。

中沢:なるほど。

ヨコキ:ちなみになんですけど1冊目の裏表紙、広告がないんです。

中沢:もしかして、出版社的にはかなりまずい感じ?

ヨコキ:仕方ない、としか。

中沢:2冊目は……お、この企業が広告を入れてくれたんですね。

ヨコキ:苦しいときにサポートして頂いたスポンサーのみなさまには、いまでも本当に感謝しています。

中沢:読者のみなさんはもちろん、本はそういうさまざまな方の助けがあって成り立つものですからね。そもそも、それまであったMTB専門誌のこともみんな「おもしろい」って絶賛していましたよね。

ヨコキ:当初は編集部に送られてくる読者アンケートハガキに「○○○マガジンのような、もっとマニアックな企画をやって欲しい」「初心者向けで読むところがない」など、きびしいご意見がちょこちょこ見られました。

中沢:でも、結局それらは続かなかった。読者やスポンサー企業が本当に「おもしろい」と思って応援していたら、それらはいまも続いていたはずですよね? 最近はインターネットも普及して、最新情報を人より早く見つけたいマニアはそっちに流れがち。「ちゃんと手にとって読みたい」という人に向けた誌面作りを積み重ねてきたことで、『MTB日和』は初心者だけでなく、深く考える人にも意味のある本になっていって。持ち上げるつもりではないけど、自分はいまのこの形がよかったんじゃないかと思っています。だからこその50号!

ヨコキ:ありがとうございます。読者のみなさん、サポートし続けて下さるスポンサーさまのおかげです。

中沢:MTB自体の話にしても「以前は走れていたのにいまはもう走れない」そんな場所だってたくさんあるんですよ。自分が始めたローカル活動にも同じことが言えます。走れる環境を残すためには、自分たちでいろいろなことを考えて、コツコツと積み重ねながら活動を続けていくことが大切。本と同様に「カッコいいから」「流行っているから」では守り続けていけない。『MTB日和』を読んでMTBに乗りはじめた人には、不思議とそういったそんなローカルの世界観、大切に守っていかなくてはならないものが、きちんと伝わっている気がしています。

ヨコキ:俯瞰して状況を捉え、きちんと発信していくことがメディアの役割。そこが個人による発信との違いですから、もっとがんばらないといけませんね。

中沢:その勢いで是非、100号までお願いします!

ヨコキ:え、そのときワタシって何歳ですか?

1号目にてプライベートレッスンを受けるヨコキ。まだMTB は借りものです。

 

写真:村瀬達矢 文:トライジェット
『MTB日和』vol.50(2022年8月発売)より抜粋

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