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エンデューロワールドシリーズを代表する世界最高レベルのレースシーンでその実力を見せつけるジャイアントのエンデューロモデル、レインがフルモデルチェンジを果たして登場した。
モデルチェンジを受け、第8世代へと進化を遂げたレイン。最新のジオメトリーを採用することで地形への適応性が向上。過酷なレースでの使用はもちろん、バイクパークやバックカントリーをはじめとする、さまざまなライディングコンディションにおいて、優れた性能を発揮する。2022年シーズン中にジャイアント・ファクトリー・オフロードチームのライダーたち(ユン・デニアー/マッケイ・ヴェジーナ)がプロトタイプに乗車していたことからも、その実力派お墨付き。プロレーサーが勝利するためのツールとなるだけでなく、アマチュアライダーにとって最適の選択肢となることは間違いない。
より急な下り坂、より大きなドロップ、高速で走り抜ける岩、根、轍など、多様なシチュエーションでその真価を発揮するジャイアント独自のテクノロジー〈マエストロ・リアサスペンションシステム〉は、前世代よりも14mm長い160mmのトラベルを備え、トラニオンマウントを採用したリアショックは、ストロークが長く (前世代の60mmに対して62.5mm)、さまざまな地形において滑らかでアクティブな感触を実現する。アドバンスド・フォージド・コンポジット製のアッパーロッカーアームがシステムの剛性を高め、コーナリング、加速、高速の下りにおけるハンドリングを向上させた。
新型レインには新たに3つのポジションに設定可能なフリップチップを搭載。これにより、ライダーはライディングスタイルやトレイルの状態に合わせ、ジオメトリーを調整できるようになった。ボトムブラケット下がりを5mm単位(35、30、25mm)で、ヘッドチューブ角(63.5、63.9 、64.2度)とシートチューブ角(78.3、78.7、79.0度)も同時に変更することが可能だ。フリップチップをハイポジションに設定すると、地面とのクリアランスが大きくなり、タイトでテクニカルな地形に対応。ローポジションに設定すると、ヘッドチューブ角が緩くなり、ボトムブラケットが下がることで、高速域でより自信を持ってバイクをコントロールできるように。汎用性の高さを重視するのであれば、ミドルポジションを選択すればいい。
フレームには、ダウンチューブの下部にプロテクターが備えられ、これによってフレームが岩やその他の破片から保護され、静かなライディングも実現する。また、新機能としてカーボンとアルミの両方のフレームにストレージ機能が追加されている。
新しいフリップチップのセットアップによっては、27.5インチの後輪 (29インチの前輪とペア)を使用することも可能となった新型レイン。マレット仕様に設定することで、テクニカルな地形でアドバンテージを見込めるだけでなく、小柄なライダーに無理のない操作性を提供。すべてのライダーにトレイルライディングにおける優位性をもたらしてくれるはずだ。
レイン アドバンスドプロ1
価格:99万円(税込)
サイズ:400(S)、425(M)mm
フレーム:Advanced-Grade Composite,Advanced-Grade Rear Swingarm
フロントフォーク:FOX 38 PERFORMANCE ELITE 29 OverDrive Column(170mmトラベル)
リアショック:FOX FLOAT X2 PERFORMANCE ELITE
変速:12 Speed
ドライブトレイン:SRAM GX EAGLE
ブレーキ:SHIMANO SLX
ホイール:GIANT TRX 2 29 Boost Hookless Carbon
タイヤ:MAXXIS F/ASSEGAI(29x2.5)、R/MINION DHR II(29x2.4)
レイン1
価格:60万5000円(税込)
サイズ:400(S)、425(M)mm
重量:16.5kg(M)
フレーム:ALUXX SL-Grade Aluminum
フロントフォーク:FOX 38 PERFORMANCE ELITE 29 OverDrive Column(170mmトラベル)
リアショック:FOX FLOAT X PERFORMANCE ELITE
変速:12 Speed
ドライブトレイン:SHIMANO SLX
ブレーキ:SHIMANO DEORE
ホイール:GIANT AM 29
タイヤ:MAXXIS F/ASSEGAI(29x2.5)、R/MINION DHR II(29x2.4)
問:ジャイアント https://www.giant.co.jp/