弊誌スタッフのやってみたこと、試したことの実録レポート。「MTB日和」ならではの、バラエティに富んだトピックでお届けします。お茶のおともにでもしていただければ幸いでございます。
ベース車両:MONDRAKER DUNE
MTBにとって必需品となったドロッパーポスト。このデューンを購入したとき(2015年)はまだフロント変速が健在だったため、リモートレバーは縦押しタイプでした。しかし1×システムが主流となった現在、使いやすさを考えてもレバーは横押しタイプに変更すべきでは?
I-SPEC EVに対応する
横押しタイプのレバー
購入時は最速のエンデューロバイクだった当方のデューンですが、ノンブーストであることを除けばいま現在は、流行のトレイルバイクと数値的なものがほぼ合致するではありませんか。
まさにトレンドを先取りしていたことが証明されたのです。
トップカテゴリーのレース機材としては戦力外でも、山遊びのMTBとしては最新モデルに引けを取らないスペック。
モンドレイカーのフォワードジオメトリーがどれほど未来を見据えていたのか、あらためてその先進性に驚かされた次第です。
と、少しばかり前置きが長くなりましたが、今回も「愛着のあるMTBだから長く乗り続けたい」シリーズを続行、さらなるアップグレードを実施しました。
少し前にシマノのコンポで1×12速化した際(https://jitensha-biyori.jp/mtb/5099/)、ブレーキレバーもI-SPEC EVに対応するアイテムに換装。
つまり、シマノのドロッパーポスト用レバーを使えば、ハンドルのクランプをさらにひとつ減らせるはず!?
コスパMAXともいえるデオーレグレードのアイテムが登場したということで、早速取り付けてみることにしました。
SHIMANO SL-MT500-IL
スライド調整範囲が14㎜あるので指の長さに合わせてベストな位置にレバーを固定できる。
変更前
変更後
ブレーキレバーに直接取り付けられるため、リモートレバー用のクランプは必要なし。ハンドルまわりがさらにスッキリ。
IMPRESSION
最小限の指の動きで素早いレバーアクセスが可能に。レバーを押す力も少なくて済むため、ライド時の快適性がさらに向上。
編集 トライジェット
『MTB日和』vol.44(2020年11月発売)より抜粋