お手軽アウトドアを満喫! 自転車+ 昼寝

サイクリングに出かけた先でなにをしよう? 別になにもしなくたっていいんです。 走ること自体が目的であればそれでもOK。自転車遊びに決まりなんてありません。 逆に出かけた先でなにもしないという選択肢、そんな楽しみ方があってもいいのかも?

なにもしないでゴロゴロ寝転ぶアウトドア体験

「せっかくの休みなんだから、なにもしないで家でゴロゴロしたい」ーその気持ち、よ~くわかります。いくらスポーツバイクを愛するサイクリストのみなさんであっても、常に元気100パーセントなどという鉄人ではないはずですから。

もしも「自転車には乗りたい、でも体と心も休ませたい」と悩む休日があったなら、青空の下で昼寝を楽しんではいかがでしょう?

キャンプをしたり、釣りをしたり、コーヒーを淹れるだけがアウトドア遊びではありません。のんびりと近くの公園までサイクリングを楽しみ、あとはなにもしないで寝転びながら半日を過ごす。今回はそんな提案をしてみたいと思います。
 

アウトドアで昼寝を楽しむための寝床づくり

寝転がるスペースさえあればどこでも昼寝はできそうですが、せっかくなら快適&気持ちよくウトウトしたい。どこで寝るのか、どうやって運ぶのか、サイクリングプランを練りながら昼寝アイテムを選びましょう。もちろん、ベンチなどの公共スペースは占拠しないなど、周りへの配慮はお忘れなく。

ザ・定番 レジャーシート!
遠足などでもお世話になった、アウトドアおなじみのお供といえばレジャーシート。手軽さが魅力ですが、薄手のものが多いため地面がゴツゴツした場所には不向き。芝生での昼寝におすすめです。

軽量 ウレタンマット!(クローズドセルマット)
持ち運ぶのにちょっとだけかさばるデメリットはありますが、ウレタンマットならクッション性は十分。レジャーシートを凌ぐ快適性が得られます。コスト面でもレジャーシートに続いてリーズナブル!

寝心地ふかふか エアーマット!
移動時はコンパクトに収納、昼寝するときはふかふかで快適。エアーマットならサイクリングのお供にもバッチリ。ふくらます手間はありますが、専用ポンプやポンプバッグを使えば意外とスムーズ。

座りやすさもちょうどいい コット!
地面の状況に左右されずに使いやすいコットは上級アウトドアアイテム。快適性は抜群な上、使用後の掃除の手間も最低限で済みます。最近は比較的購入しやすい価格帯のものも増えてきているようです。

 

特別感は抜群 ハンモック!
使用できる場所が限られるために(許可なく公園の木に固定するのはNG)万能感はやや低めですが、その寝心地は別次元。収納サイズは大きくなってしまいますが、自立式なら場所を問わずに使えます。

 

部屋でやっていることをあえてアウトドアで体験

「アウトドア遊びはいろいろとそろえるものが多くて出費がかさむ」そう誤解していませんか?自転車の楽しみ方に決まりがないのと同じように、アウトドア遊びにも決まりはありません。例えば今回提案するプラン〈自転車+昼寝〉はどうでしょう?

100円ショップでレジャーシートを1枚購入するだけでもいいんです。極端な話をすれば、芝生にそのまま寝転んだって◎。体に溜まった電磁波のストレスを大地に放出できるかもしれません(笑)。

コンビニでおやつを買い込んで、スマホで映画を観るもよし、読みかけの小説や漫画を持って出かけるもよし。自転車で散策しながら、居心地のいい場所さえ見つけてしまえば、あとは部屋のベッドでやっていることとなにひとつ変わりません。

気軽に自転車で出かけてみれば〈なにもしない充実した1日〉を送れるはずですよ。

タープ:MONORAL Skyfilm150SIL 1万6500円
(問:TSDESIGN モノラル事業部 https://monoral.jp/

近所の公園や河原を目指すもよし、サイクリングをしながら気になった場所にふと立ち寄るもよし。居心地のいい場所を探しに出かけよう。

オプションのキャリアなどを装着すれば、レジャーシートやタープもらくらく運べます。

iruka
iruka C

ジャパンブランドのハイクオリティな折りたたみ自転車として注目を集めるイルカのコンフォートモデル。アップライトな姿勢を生むライザーバーやシマノの内装5段変速を採用することで、扱いやすさと高い快適性を実現した。写真はオプションパーツを使用した積載性向上仕様。

価格:19万7780円(税込)
●フレーム:アルミ
●変速:1×5speed(SHIMANO STePS Nexus Inter5)
●タイヤサイズ:18×1.50
●重量:12.1kg(ペダル・付属物除く)
●カラー:シルバー、ストームグレー、ブラック、ブルー、レッド

問:イルカ https://www.iruka.tokyo/
 

自転車+お昼寝におすすめのマット&コットはこちら


 
写真:村瀬 達矢
イラスト:田中 斉
『自転車日和』vol.61(2021年5月発売)より抜粋

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