実録リアル自転車ライフ「3本ローラー」vol.3

写真と文:星野哲哉

購入したのはコレ! !

ミノウラ ライブロールR700

後輪を固定するタイプではなく、3本のローラーの上を走るタイプのローラー台。何にも支えられていないため一瞬でも気が抜けず、バランスを崩すとすぐにふらついてしまう。

そのため正しい乗車姿勢が身につき、ペダリング技術の向上が見込める。公道を走るのと違って信号待ちなどで止まることなく走り続けられるので、短時間で効率の良いトレーニングが可能。

 

今回のリアル自転車ライフは
オール屋内でお送りします!

寒い日が続いていますが、皆さんは自転車に乗っていますか?

そんな私は……。 すみません。 乗っていません(汗)。

だから今回はネタがありません……ってわけにもいかないので、探してみました。

そうだ!昨年末、ローラー台を買ったんですよ。トレーニング不足を補おうと思って。

私は昨年、以下のイベントに出場したのだが、

●4月ツールド草津
●5月佐渡ロングライド
●6月Mt・富士ヒルクライム/ロングライド魚沼
●8月枝折峠ヒルクライム
●9月全日本マウンテンサイリングin乗鞍/赤城山ヒルクライム

これらのうち、初参加の乗鞍、季節外れの大雪のため一昨年は中止された草津、レースではない佐渡と魚沼を除いたものを、一昨年のタイムと比較してみると、大変ショックなことに、すべてタイムが落ちていた。

 
出場レースのタイム比較

2013年 2014年
Mt.富士ヒルクライム 1:47:08 2:05:15
枝折峠ヒルクライム 1:04:28 1:06:38
赤城山ヒルクライム 1:45:54 1:48:11

 
2年連続で出場したレースのタイムを比較したのが上の表。とても人様にお見せできるようなタイムではないうえに、すべてにおいて、前年よりタイムが悪くなっているから目も当てられない。

これが上位入賞レベルなら、コンディションが悪かったんだなと考えられるけれど、 私のレベルは、参加者の半分以下。これはどう考えても、トレーニング不足以外の何物でもないわけで。

では、一昨年と昨年で何が変わったのか?答えは簡単。通勤だ。

自転車で通勤することがめっきり減ったのだ。これまで片道10㎞道を週2〜3回通っていたが、駐輪場の確保が出来なくなってしまったため、ほとんどゼロになってしまった。

いやぁ、日々の積み重ねって大事なんですね。実際、体重も以前より増えたし。

それでこれを補おうと、通勤前に1時間ほど走ったりもしてみたんですよ。でもダメだね。〝眠い〞だとか〝寒い〞だとか理由をつけて、結局たいして走らなかった。

そこで考えたのが、ローラー台というわけ。これなら、時間がなくても効率よく練習が出来るような気がしたのだ。

ところでローラー台には、後輪を固定する「固定型」とローラーの上を滑るように走る「3本ローラー」の2種類がある。

固定型は負荷がかけやすくパワーを付けるのに向いていて、3本ローラーはペダリングの向上に役立つ。

私はこの中から、3本ローラーを選んだ。 なんだか、こっちの方が、うまくなりそうな気がしたからだ。

そうと決まれば、まずは3本ローラーを体験してみよう!ってことで、11月に幕張で行われた「サイクルモード」に行ってきた。

各メーカーがブースを出している中、ミノウラのブースで3本ローラーの試乗をしてみることに。

うん。私の選択は間違っていなかった。この3本ローラーという代物。自転車は固定されず、3本のローラーの上を滑るように走るので、安定して走るには的確なフォームを取る必要がある。少しでもハンドルに重心がかかると、ふらふらしてしまうのだ。

「もっと後ろ!」(これぐらいかな?)「もっと、もっと後ろ!」(えっ、こんなに後ろ!?)

係の人の声に従って重心をずらす。かなり後ろにする必要があるようだ。この姿勢を保つのは、意外と腹筋を使うぞ!

いわゆる体幹?これだったら、自分の足りないところを鍛えられるかもしれない。もう買うしかないでしょ!

こうして、ついに我が家に3本ローラーが届いた。購入したのは、ミノウラのライブロールR700。

安定感がある上に、左右のフレームが伸縮するため、収納時にコンパクトになる。

 

左右のフレームが伸縮自在なので、収納する時も場所をとらない!!

左右のフレームは伸縮自在なので、使用する自転車のホイールベースに合わせて微調整が可能になっている。また、写真のように最大限に縮めればコンパクトに収納することが出来る。

 
確か、サイクルモードで勧められた物だ。

組み立てはスパナ1本用意するだけで、簡単に出来た。早速乗ってみよう!

ローラー台の上に自転車を乗せる。 左端のステップに左足を乗せ、自転車にまたがり右足をペダルの上に乗せる。こぎ始める。

3本ローラーは、慣れるまではバランスを取るのが難しいので、両端が壁に囲まれた狭い廊下で練習をしています。

ビンディングシューズでやるのは怖かったので、初めは普通の靴で乗ってみた。しかし、ある程度乗れるようになってビンディングシューズで乗ってみたところ、足が固定されるおかげで走りに集中が出来るようになった。

最初こそふらついたものの、左右を壁に囲まれた安心感からか、次第に慣れてきた。

次に、サイクルモードの時の教えを思い出し、重心を後ろへずらしてみる。自転車のフラつきがピタッと止まり、安定するのがわかる。しか〜し。この体勢を維持しながら長時間こぐのは疲れるね。

しかも、路上を走るのと違って惰性で動かないから、ペダルを動かし続けなきゃいけない。

こりゃ、いいトレーニングになるや。そこそこ走ったかな?と思って時計を見ても、たったの10分しか経っていないし……。

今回家族に、ローラー台に乗っているところを撮ってもらってショックだったのが、後ろ姿の写真。腹まわりがちょっとヤバイです。トレーニングでこれを減らせるか?

よし決めた!毎日30分ローラーを回すぞ!ここで宣言したからには、やらないわけにはいかないしね。

読者の皆さん。次回までにどうなっているか?乞うご期待!?

 

Profile 星野哲哉

同じ社内の別の編集部で働く、アラフォーサラリーマン。以前は昼夜逆転するような不健康な生活を送っていたが、ロードバイクを購入してからは自転車熱に目覚め、それまで吸っていたタバコをやめるなど、一転して健康志向に。愛車はその時に購入した、スペシャライズドのアレースポーツ。そろそろ新しいバイクが欲しくなってくるが、どれが良いか迷うのと、意外と今のバイクで満足しているのとで、なんとか物欲は抑えられている。今年の目標は、各レースで参加者の真ん中以上の順位で走ること。

『自転車日和』vol.35より抜粋

- 連載, ロードバイク

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