ラファのMTB用ウエアを 編集部スタッフがトレイルライドで着てみたところ……

photo by Suzuki Hideyuki

まず結論から申し上げて、非常に具合がよいです。この手のウエアのレビューとなると「肌触りがいい」とか「通気性がいい」とか、有り体のコメントを並べるところですが、MTB用のウエアブランドとしては後発となるラファですから、それらの部分に抜かりがあるわけがない。すばり、その特徴は〈見栄えがいい〉に集約されます。

〈見栄えがいい〉といっても、デザイン云々には好みがあるので当方にとってよくても、ほかの人にとってどうなのかはわかりません。お伝えしたいのはそこではないのです。競技向けのコースとは異なり、トレイルではさまざまなシチュエーションが想定されます。そのどの状況においても、ラファのウエアは着崩れる感じがなかったのです。

腕部分には動きを制限しないストレッチ素材を、ボディ部分には通気性&肌触りのいい素材を使用。

一般的なレーシングジャージだと、そこそこ汗をかいた状態ではジャージが肌に張り付くようなことはないにせよ、どことなく疲労感(乗り手の内面がウエアに反映されるのか)が現れるのですが、ラファのジャージにはその現象が見られません。使用している素材によるところは大きいのでしょうが、気持ちよく下っているときから、がんばって登っているとき、休憩に入ったときもヨレ感がなく、見栄えのよさをキープしてくれます。

サイズ感については、普段着用しているFOXのジャージと比べて、ややタイトな印象です。着崩れしないシャキっとした感じは、このサイズ感によるところが大きいのかもしれません。身長173cm、体重69kgの当方ですが、ほかの海外ブランドのジャージを着た場合、Mサイズでややタップリした感じですが、ラファのジャージでは肩から腕まわり、脇(背中側)にタイトさを感じました。

ショーツはやや長めながら、膝のプロテクターが引っかかるようなこともなく、シワになりにくい生地とあってジャージと同様、シャキっと感を保ってくれます。ポケットは左右腿側とサイド(ジップ付き)に設けられていて、ユルめの山散歩にも◎。パッと見、ボタンのように見えるフックもさりげなくお洒落で、なるほどラファといった印象です。

確認せずに「あれ? このボタンぜんぜん外れないじゃん」と力づくで引っ張ると壊しかねるので要注意。

やや主観が混ざりますが、ここはあえて。これまでのロードバイク用ウエアでは「ラファ=意識の高い人向け」というイメージでしたが、MTB用ウエアについては……やはり意識の高い人向けではないでしょうか(笑) 細かいことを気にしない日本のマウンテンバイカーが多い中(これも主観混じり)、ラファのウエアを選ぶ人は間違いなく、こだわりの強い人のはずですから。

同色同素材のリペアパッチが付属(ジャージ、Tシャツ、ショーツ)。自宅で簡単に修理することも可能。

※製品の詳細はこちら
https://jitensha-biyori.jp/mtb/11484/
 

編集 トライジェット

MTBや小径車などを複数台所有する『MTB日和』&『自転車日和』編集スタッフ。「自転車はスポーツの道具ではなく移動道具」と割り切り、都内の路地や暗渠(あんきょ)散策を楽しむ自称ロジラー。

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