布団峠の誘惑 朝サイの一番の難題は、布団峠の誘惑だ。前夜の晩酌時は、明朝は朝サイにいこう!と意気揚々。まるで遠足前の小学生気分である。 しかし、翌朝目覚ましで起こされた時の感情と思いは180度転換して、止める理由を探す自分との闘いだ。 自然現象でトイレに行かざるを得ず一度は布団から離れるが、布団に戻る誘惑……あと10分いやあと5分だけでも……という気持ちに抗うことは簡単ではない。 一度戻ったら最後、気が付いたらニョーボに起こされることもしばしば。まして、これからの時期寒くなれば、なおさら誘惑に負けることも ...