実録リアル自転車ライフ「佐渡ロングライド」vol.5

写真と文:星野哲哉

 
今回行ってきたのはココ!!

佐渡ロングライド

日時:2015年5月17日(日)
場所:新潟県佐渡島

新潟県の離島、佐渡島一周210kmを走るロングライドイベント。今年で10回目を迎えたが。回を追うごとに参加者が増え、今年も3千人以上を集めるほどの人気を誇る。

コースは主に海岸沿いを走るため至るところで絶景を拝むことができる。また、信号も交通量も少ないため、ストレスなく気持ち良く走れる。コースは他に130㎞、100km、40kmと距離別に用意されている。

 

2度あることは3度ある?
こんな経験はもう懲り懲り

5月のはじめにタイヤを交換したのだが、これがまた前のものに比べて固い。リムに入れようにも、素手どころかタイヤレバーを使ってもなかなか入らない。

やっとのことでタイヤがハマり空気を入れたら、シューと音を立てて抜ける。どうやらハメる際に余計な力が入って、チューブを傷めてしまったようだ。

しょうがない、またやり直しだ。そんな感じで挌闘した結果、チューブを3本ダメにしてしまった。そのうち新品が2本。もったいないのでパッチで修理して、約2週間後に行われる「佐渡ロングライド」に、替えチューブとして持って行くことにした。

「佐渡ロングライド」には、今年で7回目の参加になる。今では妻も参加するようになり、我が家の年中行事のひとつだ。

今回私は、島一周を走るAコース210kmにエントリーした。目標は、Bコース130kmを走る妻と一緒にゴールすること。そのためには、最低でもBコースのゴール制限タイム16時までにゴールをしなければならない。

今までの実績では、だいたい17時前後でのゴールだったので、1時間以上は早いゴールが求められるのだ。

さて当日。スタートして半分ほどの両津までは、7回目ともなればおなじみのコースでスイスイと行った(つもり)。両津からはBコースと別れ、Aコースのみの小佐渡を走る。ここまでは、まあまあ順調だったと思う。

——しかし。

両津の次のAS(エイドステーション)、多田までの間で異変が。パンクである。

とは言っても、この時はまだ休憩がてらパンク修理でもするか、ぐらいの気持ちだった。実際、その後のASで休憩しなければ、目標タイムには問題ない時間だったと思う。

作業を終えて走り始める。「うん?何かがおかしい」また空気が抜けている。次の多田ASまでもうすぐだったので、携帯ポンプで空気を入れながらだましだまし走り、ASで落ち着いて直すことにした。

そしてASに着き、止まっていた関係車両の方に手伝ってもらって、2度目のパンク修理完了。

しかーし。走り始めてすぐのトンネル内で、またまたパンク! ちょっとした段差を乗り上げた途端、やってしまったようだ。

今回悩まされたのが、リム打ちパンクと言われるもの。段差などを乗り越える際、瞬間的にタイヤに大きな力が加わって変形し、チューブがリムと地面に挟まれてパンクしてしまう。

さすがに3回目はつらい。非常にへこむ。もう、妻と一緒にゴールするどころではない。用意した2本の替えチューブはもうないし、リタイアの文字が頭をよぎった。

トンネルを抜けた先の赤信号で、参加者が止まっている。その横に、「動く自転車屋」と書いてあるクルマも止まっている。急いで運転席の横へ行った。

「パンクを直してください」

「いいよ」

道路脇のスペースで作業をしてもらうことになった。もう替えのチューブがないので、新しいものを買う必要があった。

「500円かかるけど大丈夫?」

危ない、危ない。途中の大野亀レストハウスでソフトクリームを買ってしまったけど、まだギリギリ手持ちがあった。

「お願いします」

作業をしている間、ひとり、ふたりと参加者が通り過ぎていく。段々とその数が減った頃、ようやく終わった。

「ありがとうございます」

「いいから、早く行きなよ」

そう。次の小木ASには制限タイムがあるのだ。15時までに到着しないと、リタイアになってしまう。今の時間と残り距離を考えるとほとんど余裕がない。ひたすらペダルをこいだ。

こんな時、独りで走るのはキツい。強風ではないものの、佐渡名物“向かい風”があるからだ。周りに人がいれば、多少なりとも風除けになってくれるが、それもない。改めて、自転車にとっての一番の敵“風”の存在を感じた。

「あと3分でーす」

小木ASに着いた時、係の方がアナウンスしていた。

「なんとか間に合った」

トイレを済ませ、おにぎりを頬張りすぐに出発した。その後のコースも激しいアップダウンがあり厳しいが、トラブルさえなければもう時間を気にすることはない。

17時半頃ゴール。3回のパンクに見舞われたが、なんとか完走することができた。

それにしても3回もパンクするなんて。やっぱりタイヤ交換した際に、チューブが傷んでいたのだろう。

だからスペアとして持っていったチューブも、パンクしやすくなっていたのかも。もっとタイヤ交換の練習をしないとね。

 

他にもいろいろ走ってきました!
リアル自転車アナザーライフ

2015年4月29日 甲府までサッカー観戦

奥多摩駅まで輪行。そこから青梅街道を西進して柳沢峠を登ってから、甲府まで行ってサッカーを観戦しに行ってきた。走行距離86km、獲得標高1500mを走破。

 
2015年5月5日 もてぎエンデューロ

ツインリンクもてぎサーキットを走るエンデューロ大会に出場。4時間ソロにエントリー。初のエンデューロ、初のサーキット走行を思い切り堪能してきた。

 
2015年6月14日 Mt.富士ヒルクライム

富士山5合目まで走るヒルクライムレース。印象的だったのは、レース中サイクリストであふれていたゴール地点に終わった後、行ってみたら外国人観光客だらけだったこと。

 
2015年7月11日 松本までサッカー観戦

北陸新幹線佐久平駅から、白樺湖へ行き、ビーナスラインで車山、霧ヶ峰といった観光名所を走って松本まで行き、サッカー観戦。約100km、獲得標高2000mの走行。

 

Profile 星野哲哉

ロードバイク歴5年になる、アラフォー編集部員。この原稿を書いている今は、ツール・ド・フランスの真っ最中。時々映像を見ながらローラー台に乗って、ツールの選手気分を味わいたいところだが、実際は1時間も経たないうちにリタイア……。そのあとはビールを飲みながら楽しんでいます。

 
『自転車日和』vol.37より抜粋

- 連載, ロードバイク

© 2020 TATSUMI PUBLISHING CO.,LTD