100万台目のBROMPTONと都内を巡るライドアウトイベント参加レポート

1975年の発明から47年を経て、昨年100万台目の製造に達した、イギリスの折りたたみ自転車ブランド、BROMPTON(ブロンプトン)。

その100万台目を記念した「ALL Together Different」キャンペーンの一環として行われている「One Millionth Brompton」が世界18カ国を巡るインターナショナルツアーが、日本にもやってきました!

【One Millionth Bromptonとは】
1975年に誕生したBROMPTONは、現在47カ国で年間9万台以上の自転車を販売。その1台1台が英国で手作業により生産されています。100万台目のBROMPTONバイクは、オリジナルモデルの1つである「マーク・ワン」のデザインを踏襲。赤いメインフレームにシルバーのパーツ、100万台のデカールやIDプレート等があしらわれています。サドルは1975年当時のバイクへのオマージュが込められたブルックスC17を装着。仕上げとして、BROMPTONの創業者であり発明者でもあるアンドリュー・リッチーと、現CEOのウィル・バトラー・アダムスのサインが刻印されています。

<BROMPTON【One Millionth Brompton】ライドアウトイベント>
日程:2023年7月29日(土) 8:00~10:45
ライドツアー:浅草寺→東京駅→皇居外苑→駐日英国大使館→芝公園
参加者:抽選に当選したBROMPTONのオーナー30名

弊誌『折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ』シリーズ、1冊目の発行は2003年。

その制作時に編集部にやってきたのが2003年モデルのBROMPTON Lite3(いわゆるM3L)です。当時から編集部ヨコキが担当者として愛用し20年……、そのブロンプトンの100万台目を記念したイベントとは、感慨深いものがあります。

イベントは、APACマネージング・ディレクターのマーク・スメドレー氏、グローバル・コミュニティ責任者のピーター・ユスカウスカス氏のあいさつからはじまり、5つのチームに分かれて浅草の浅草寺をスタート。これぞ「東京」というところをしっかり押さえた、約15キロのルートは、のんびり楽しむことができてほどよい距離感です。

猛暑日が続く都内でのイベントということで、若干の不安はあったものの、午前の開催、そして日陰が多めのルートなど、スタッフの方々の入念な準備のおかげで無理なく乗り切ることができました。(それでも後半は気温が上がり汗だくになりましたが……)

各ポイントで記念撮影をしつつ、オーナー同士で情報交換をするなど、みなさん交流を深めていた模様。もちろんわたしも、「このタイヤどうですか?」と、気になるアイテムの様子をうかがってみたり。

「自転車と人」の組み合わせ観察が趣味(仕事)でもあるため、「ブロンプトンとそのオーナー」観察をしながらイベントを満喫しました。

ロンドンをスタートし、ヨーロッパ各国の都市や、中国、シンガポールなどをめぐり日本にやってきた100万台目のブロンプトン。このイベント後、いくつかの販売店をめぐり神戸へ、そしてインドネシアへと旅立つのだとか。

次の100万台目がやってくる日は……それほど遠くないかもしれませんね。

写真右からグローバル・コミュニティ責任者のピーター・ユスカウスカス氏、APACマネージング・ディレクターのマーク・スメドレー氏、ブロンプトンジャパンの山田氏。そして、【One Millionth Brompton】。

集合場所には抽選に当選したBROMPTONオーナーとその愛車がずらり。

100万台目のブロンプトン【One Millionth Brompton】に日本デザインのステッカーが加わって盛り上がります。

ブロンプトンスタッフの方々が着ていた【One Millionth Brompton】のツアーTシャツ的なもの(?)がすてきでした!

参加者とスタッフが5つのチームに分かれ、東京ツアーへ出発!

まずは浅草寺での記念撮影。編集部ヨコキは第3グループのみなさんと(メディアとしてはサイクルスポーツさんも)ご一緒でした。

次に立ち寄ったのは東京駅。ちょうど「丸の内 納涼まつり」が開催されていたようで、駅前の広場には1000を超える風鈴が展示され、涼しげな音色を奏でていました。(暑かったけど)

東京駅をバックに、【One Millionth Brompton】と記念撮影。この日のポーズはほぼ「ワンミリオン」を表す指差しポーズになりました。

編集部ヨコキもちゃっかり【One Millionth Brompton】と一緒に。ここから次の立ち寄りポイントまでは、ブロンプトンスタッフのみなさんと【One Millionth Brompton】、そして先日発表されたT Line Urbanが第3グループに加わって走りました。

皇居外苑を走りつつ、【One Millionth Brompton】がわたしのところにまわってきたところで駐日英国大使館へ到着。

英国大使館前では先に出発したグループと合流し、記念撮影。ここで【One Millionth Brompton】は次のグループへ……ちょっとしか乗れずに残念な気もしましたが、集合写真にバッチリおさまったのでよしとします。

楽しそうに走っていますが、移動中は停止するたびに「暑いですねー」という会話が。

最後の目的地を目指す前に、千鳥ヶ淵公園で休憩タイム。スタッフの方にいただいた、ひんやりシートと冷たい水が汗だくの体にしみる……上から降り注ぐミストも心地よく、クールダウンできました。

芝公園では東京タワーをバックに全員集合! 暑さに負けず、熱くて濃密なイベントを満喫しました。

ちなみに、これまで製造番号を気にしたことはなかったのですが、このイベントを機にチェックしてみたところ、2003年モデルの編集部号は「170000番台」でした。

ブロンプトンオーナーのみなさんも、ぜひ、愛車の製造番号をチェックしてみてください。

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