身長別 小径車試乗インプレッション(2020)Part.4

「タイヤが小さい」という共通点のみでカテゴライズされる「小径車」。速さを追求するロードバイク、未舗装路に特化したマウンテンバイクなどと違い、その用途はモデルによって実にさまざまです。そこで、タイプの異なる3人のライダーが実際に試乗。体格や志向の違いも、愛車選びの参考になるはずです。

KHS F-20SX

ケイ・エイチ・エス F-20SX


パールホワイトのさわやかなカラーリングでルックスもシンプルにまとめた、フォールディングシリーズのニューモデル。

クロモリフレームの車体にスラムのディスクブレーキを装着し、高速走行も安心して楽しめる制動性能を与えた。

さらにデイリーユースにうれしいスタンドやコンフォートサドルをセットすることで、街乗りでの利便性までフォローしている。

フレーム素材:クロモリ
タイヤサイズ:20v1.5
変速:1×10speed
フロント歯数:50T
リア歯数:11-32T
ホイールベース(実測値):990mm
重量:12.3kg(実測値)

価格:12万円(税別)
問:ケイ・エイチ・エス・ジャパン
http://www.khsjapan.com/
 

試乗したのはこちらの3人

グリーンサイクルステーション Say-Gさん

身長:182cm
股下:87cm
腕の長さ:76cm

公私ともにミニベロに親しむ、神奈川県横浜市にある小径車専門店の店長。プロならではの視点で各車をチェックする。最近ハマっているものは自重トレーニングとコンビニのサラダチキン。
 

編集 トライジェットさん

身長:173cm
股下:80cm
腕の長さ:72cm

姉妹誌『自転車日和』&『MTB日和』では車体のほか、周辺アイテムのインプレッションも担当。最近ハマっているのは「カーボンプレート入りシューズ」で、ランニング用もMTB用もすでに入手済み。
 

石井 美穂さん

身長:153.5cm
股下:72cm
腕の長さ:64cm

ロードバイクからMTBまで、身長に対して大きめのモデルも乗りこなす。自転車愛あふれるレビューは女性や小柄な人も必読! 最近ハマっているのはスパイスカレー作りと、新たに迎えた7歳の中年猫。
 

乗車ポジションチェック



170、180cm台ではややきゅうくつに感じるコンパクトなサイズ感だが、その分、小柄な人でも無理なくスポーティな乗車姿勢がとれる。身長のある人は長めのステムに変更して快適に乗りたい。

 

IMPRESSION

大:グリーンサイクルステーション Say-Gさん

残念ながら私の身長ではハンドルまでの距離が近く、少し窮屈な感じでした。 長めのステムに換えたりハンドルを交換することで、よさをより引き出せると思います。

クロモリらしい優しくソ フトな乗り味はクセもなく、シティーコミューターとして十分な走り。高い制動性で雨天時にも安心のディスクブレーキを装備しています。

折りたたみもシンプルで簡単なので、旅先でのサイクリングなども快適に楽しめると思います

中:編集 トライジェット

フレーム素材にレイノルズのスチールチューブを採用した本モデル。しっとりとしたフィーリングがくすぐったくも気持ちいい、素材の持ち味を体感できる玄人好みのフォールディングバイクに仕立てられています。

唯一残念だったのはそのサイズ感で、当方の体格ではリーチがやや足りず、ハンドルをブルホーンバー等に変更する必要がありそうです。

身長が165cm以下の人にはベストな1台になるかもしれません。

小:石井美穂さん

「手の中に入るサイズ感」がうれしい! コンパクトな割に安定感があると感じるのは、優れた素材の高精度なフレームと、しっかり取られたハンドル幅のなせるワザかもしれません。

ディスクブレーキも安心感があるし、ホールド感のある厚めサドルで長時間ライドも快適そう。リア32Tは女性の脚にも優しいですね。

スタンドもついていますから、旅先でちょっと距離のある移動に使うのにも ぴったりだと思います。
 
文:鈴木絢子 写真:奥村純一、村瀬達矢
 
※『折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ2020』(2020年3月発売)より抜粋
2021版は3月31日発売です!

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