実録リアル自転車ライフ「ツール・ド・とちぎ」vol.19

写真と文:星野哲哉
 
今回行ってきたのはココ!!

ツール・ド・とちぎを観に行ってきました
 

開催日:2019年3月22日~24日

栃木県内を3日間・3ステージ走って争われる自転車ロードレース。今年で3回目を迎える。前2回で、栃木県の全25市町が舞台になった。今回は、1日目が真岡市でのタイムトライアル。2日目が矢板市の周回コース。3日目が那須烏山市から足利市までのラインレースになっている。

観るのも楽しい自転車
迫力のスピードに驚愕

来年に控えた東京オリンピック。陸上や水泳、柔道といった花形競技に注目が集まるけど、自転車競技もあることを知っていますか?

「知ってるよ。競輪みたいにトラックをぐるぐる回るんでしょ!」知っていてもこんな認識なんじゃないかな。

オリンピックの中継を見ていても、なかなか目にすることがないから仕方ないけど、公道を走る自転車ロードレースもあるんですよ。

自転車レースは、ツール・ド・フランスに代表されるように、海外、ヨーロッパでは、サッカーに匹敵する人気があるスポーツ。

かたや日本では、残念ながらマイナースポーツ。だけど最近は、ジャパンカップやさいたまクリテリウムなど、多くの人が集まるレースも増えているので、一度は観に行くのも良いのではないかと。

そこで今回のリアル自転車ライフは、自転車に乗ってきた話ではなく、自転車レースを観に行ってきた話。

これまでにも、何回か自転車レースを観に行ったことがあるけど、今回行ってきたのは「ツール・ド・とちぎ」というレース。

栃木県内を3日間走って総合タイムを競うレースで、いわばツール・ド・フランスをものすごく小さくした感じ。そのうちの3日目、最終ステージに行ってきました。

コースは、那須烏山市にある烏山駅から、日光市などを経由し、足利市までの150km。ゴール地点の足利市総合運動公園で観ることにしました。

電車に乗って約1時間半。東武線の足利市駅で下車。駅から総合運動公園まではそこそこの距離があるので、駅前でレンタサイクルを借りることにします。

実はこの街、森高千里の代表曲「渡良瀬橋」の舞台になっている街なんですね。

渡良瀬橋の歌碑の横にあったボタン。押したらフルコーラスで流れました。

せっかくなので、少し遠回りをして橋を渡ってみました。橋のたもとには歌碑もあったりして、ファンにとっては聖地なのでしょうか。

それからもうひとつの観光名所、足利学校に寄ったりしながら、のんびりと向かいました。

日本最古の学校、足利学校。奈良時代に創設されたとも言われています。

自転車ロードレースは、大きく分けて2種類。同じところを複数回走る周回レースと、スタート地点とゴール地点が異なるラインレースがあります。

周回レースは何度も選手が走っているところを観られるのに対し、ラインレースは一度しか観ることができない。

それ以外の区間は、テレビなどで展開を観るしかないのです。
 
今回のツール・ド・とちぎは、ラインレース。そのため、ゴール会場に設置された大きなビジョンの前には、レース展開を眺める多くの人がいました。

ゴール会場には、栃木県のご当地グルメなどの屋台が立ち並んでいた。

なんと、ワインが無料で振舞われていましたが、自転車だったので我慢(涙)。

私も、レース実況に耳を傾けながら、屋台で売っているご当地グルメを食べ、レースの雰囲気を堪能します。

レースの方は、次第に集団がばらけて先頭グループが絞られてくる展開に。

まもなくゴールという段階になり、ビジョンを見ていた人たちが、わらわらとコースの沿道に移っていきます。つられるように私も移動し、ゴール手前、百メートル付近に陣取りました。

最後のゴール前のスプリント合戦。あっという間に過ぎていってしまいました。

スマホを構え動画を撮ろうとしたけど、うまくとらえることができず、ゴールまでの後姿を捕らえるのがやっとでした。

隣にいた子も「速ぇ~!」って驚いていたし、そんな感じで一瞬で過ぎていってしまったけど、ゴールスプリントの迫力は十分味わったかな。

レース後の表彰式。この日に勝った選手が、総合でも優勝になりました。

ここまで読んで、今度自転車レースを観に行ってみようと思った人のために、観戦時に持っていくと便利なものを紹介。

●折りたたみイス
●日焼け止め
●帽子
スタンドも屋根もない屋外での競技なので、これらがあると快適に観戦できます。

 
●レインコート
レースは山で行われることも多い。山の天気は変わりやすいので、少しでも雨の心配がある時は必須です。

 
●スマホの充電器
インターネットでレース中継を見られることも多いので、見ているうちに充電が!?という心配をなくすためにもあると便利です。

 
最後に、自転車レースの大きな特徴。なんといっても、観戦料がタダなこと。多くのオリンピック競技が、高額な金額を払わないと観られないのに対し、自転車レースの場合は、基本的に無料で観られるのです(ゴール地点の富士スピードウェイのみ有料)。

せっかくのオリンピック、自転車レースを観に行ってみませんか?

 

Profile 星野哲哉

弊誌とは別の編集部でWEBサイト業務に勤しんでいるアラフィフ社員。今年も毎年恒例の、佐渡ロングライドと富士ヒルクライムにエントリー済。目標は謙虚に、現状維持。ゆるゆると日々楽しんでおります。

『自転車日和』vol.51より抜粋

- 連載, ロードバイク